最もイカれた戦争映画…。『地獄の黙示録』カーツ大佐はなぜ狂った? ワルキューレに込められた意味、特別完全版との違いを考察
text by 編集部
映画『地獄の黙示録』の1シーン。キルゴア中佐を演じたロバート・デュヴァル【Getty Images】
地獄の黙示録
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- 原題:
- Apocalypse Now
- 製作年:
- 1979年(アメリカ)
- 監督:
- フランシス・フォード・コッポラ
- 脚本:
- フランシス・フォード・コッポラ, ジョン・ミリアス
- 撮影:
- ヴィットリオ・ストラーロ
- 音楽:
- カーマイン・コッポラ, フランシス・フォード・コッポラ
- 配給:
- ユナイテッド・アーティスツ, KADOKAWA, ミラマックス, 日本ヘラルド映画
- 上映時間:
- 153分
アカデミー賞 - 撮影賞、音響賞
ゴールデングローブ賞 - 監督賞、助演男優賞、作曲賞
全米映画批評家協会賞 - 助演男優賞
英国アカデミー賞 - 監督賞、助演男優賞
カンヌ国際映画祭 - パルム・ドール
国際映画批評家連盟賞 - フランシス・フォード・コッポラ
- 演出:
- 16点
- 脚本:
- 10点
- 配役:
- 17点
- 映像:
- 18点
- 音響:
- 18点
映画『地獄の黙示録』を、あらすじ(ネタバレ)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で解説。謎めいたタイトルの意味とは? 特別完全版、ファイナルカット版との違いを解説。「ワルキューレの騎行」を始めとした音楽、サーフィン狂いのキルゴア大佐の狂気とは? 多角的な視点で明らかにする。<あらすじ 解説 キャスト 評価 レビュー>
映画『地獄の黙示録』のあらすじ
1969年のアメリカ。ベトナム戦争が長期化し、兵士たちは先の見えない戦いに疲弊しきっていた。
戦地から帰国したウィラード大尉(マーティン・シーン)は、上官から指令を受け、再びベトナムの地に足を踏み入れる。ウィラードに課せられた任務は、アメリカ陸軍のカーツ大佐(マーロン・ブランド)の暗殺である。
カーツは優れた軍人として知られた人物だったが、次第に常軌を逸した行動を取るようになり、現在はカンボジアの奥地に王国を築いて暮らしているという。ウィラードは軍艦に乗り込み、カーツのいるジャングルの奥地を目指す。