ルカ・マリネッリ、アレッサンドロ・ボルギらイタリアの実力派俳優陣が競演。国際的ベストセラー小説を原作に、山麓の村で出会った少年たちの友情と成長を描き、第75回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞した感動作『帰れない山』が、5月5日(金・祝)より全国公開される。この度、同作の本編映像が解禁された。

北イタリアの大自然を舞台にした映画『帰れない山』
5月5日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国公開

山麓の小さな村で、都会育ちの少年ピエトロと、同い年の牛飼いの少年ブルーノとが出会い濃密な時間を過ごす。やがて大人になった二人は再会し、お互いの心に寄り添いながらもそれぞれの道を進んでゆく。北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に、彼らの友情と成熟を描く、美しき “大人の青春映画”。

すべてを教えてくれた山と対峙し、それぞれが己と向き合い、葛藤しながら「自分の物語」と「ありのままの自分でいられる場所」を発見し成長していく。圧倒的な映像美とカメラワークで豊かな自然と友情を映し出す、揺さぶられるほど懐かしく切ない一大抒情詩が誕生した。

第75回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞した本作は、世界39言語に翻訳され、イタリア文学の最高峰・ストレーガ賞やフランス最高の文学賞・メディシス賞（外国小説部門）など数々の文学賞に輝いた国際的ベストセラー小説「帰れない山」待望の映画化。

ティモシー・シャラメ主演『ビューティフル・ボーイ』で知られるベルギーの俊英、フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督が、『オーバー・ザ・ブルースカイ』の脚本家シャルロッテ・ファンデルメールシュを共同監督に迎え、人生に立ち止まり、未来を見つめる大人たちの物語を丹念に紡ぎ出した。

先日発表された、イタリアのアカデミー賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でも、作品賞、監督賞、主演男優賞（ルカ・マリネッリ＆アレッサンドロ・ボルギのWノミネート）など14部門でノミネートされている。

主人公のピエトロ役には、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』（17）でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞に輝き、『マーティン・エデン』では、第76回ヴェネツィア国際映画祭で見事男優賞に輝いたルカ・マリネッリ。

また親友のブルーノ役を、同じくダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で主演男優賞の受賞歴を持つアレッサンドロ・ボルギが演じた。

ルカ・マリネッリ×アレッサンドロ・ボルギ共演
映画『帰れない山』本編映像解禁

この度解禁されたのは、北イタリアの美しいモンテ・ローザ山麓で心を許す友同士がかけがえの無い時間を過ごす瞬間を収めた本編映像。

普段は都会で生活するピエトロと山で暮らすブルーノが、夏の間だけ二人で過ごすための山小屋を完成させるシーンから始まる本編映像では、二人が湖で楽しそうに泳ぎ、焚き火を囲み、毎年夏は一緒に過ごそうと約束する場面を捉え、まさに“美しき大人の青春映画”そのものがこの映像には収められている。

ブルーノを演じたアレッサンドロ・ボルギは本作のテーマについて「大きなテーマは友情で、人間同士の絆を作り上げることにあるけれど、ルカとは初めて会ったときからリアルな絆を感じた。それが今回役立ったと思う。」と話し、ピエトロを演じたルカ・マリネッリも「ピエトロとブルーノはそんなに話をしない。そのかわり、話し合うときはとても深い。」と明かす。

北イタリアの美しいモンテ・ローザ山麓で心を許す友同士がかけがえの無い時間を過ごす瞬間を、パルムドール受賞作の撮影監督ルーベン・インペンスがスクリーンに閉じ込め、我々観客も雄大な自然の中にいるような錯覚を起こしてしまうほどの圧倒的な映像美と共に、イタリアを代表する実力派イケメン俳優が織りなす美しい友情を劇場で感じて頂きたい。

【STORY】

都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めてゆく。

やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…。

【作品情報】

監督・脚本：フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン＆シャルロッテ・ファンデルメールシュ
撮影：ルーベン・インペンス
原作：パオロ・コニェッティ著『帰れない山』
出演：ルカ・マリネッリ、アレッサンドロ・ボルギ、フィリッポ・ティーミ、エレナ・リエッティ
2022年／イタリア・ベルギー・フランス／イタリア語／147分／原題：Le Otto Montagne
公式HP：www.cetera.co.jp/theeightmountains/

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