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フランスのドラマチック・キッチン・コメディ『ウィ、シェフ!』本編映像& 監督によるコメント解禁

text by 編集部

フランスのドラマチック・キッチン・コメディ『ウィ、シェフ!』が5月5日より公開される。この度、特別本編映像が解禁され、実際の有名フランスシェフ本人が実名で出演するシーンや、白ワインが飲みたくなるような料理が登場する。さらに、主演を務めたオドレイ・ラミーについて語った監督によるコメントも到着した。

主人公がフランス版「料理の鉄人」に出演!
星付レストランの有名シェフ本人が続々登場

© Odyssee Pictures Apollo Films Distribution France 3 Cinéma Pictanovo Elemiah Charlie Films 2022

このたび解禁された本編映像では、主人公カティがスーシェフとして働き、喧嘩して辞めた店のスターシェフ、リナ・デレトが審査員として参加するフランスの料理番組「ザ・コック」の撮影風景を切り取る。日本にもかつて、道場六三郎、陳建一、坂井宏行などのスターシェフを生み出した超人気リアリティ番組「料理の鉄人」(フジテレビ:1993-1999)が放送されていたが、フランスでは今でも料理番組が大人気で、全体の半分を占めるという。

進行役のコメントを裏で指示し、絵作りとして派手な部分を写すところなど、リアリティ番組の「本当のリアル」が見えて興味深い。カティは挑戦者のひとりとして番組に出連するが、競う相手のひとり「エンゾ」は、フランスのサント=ジュヌヴィエーヴ=デ=ボワにある実在のビストロ、ル・プロンジョワール・デェン・ファスのシェフ、エンゾ・スカラムジーノ。また挑戦者にアドバイスする審査員も実在の人物。カティが働いていたレストランとして登場する店の本物のオーナーシェフ、マチュー・パコーが「皿を拭いて」、ミシュラン二つ星のシェフ、ギイ・サヴォワが「いい感じだ」とコメントするシーンも入っており、星付レストランとしても名高いお店のシェフが実名で登場するところも見どころのひとつだ。

またカティの作る「ラングスティーヌのセビーチェ」(手⻑海老のマリネ)はラデュッシュ入りでキウイソースが特徴の、白ワインが飲みたくなる一皿。フランス料理好きの人にはたまらないポイントが散りばめられた本編映像だ。

プロのシェフ役をカンペキにつとめたカティ役のオドレイ・ラミーについて、監督は「オドレイはアシピウスとル・ ディヴェレックという素晴らしいレストランの厨房で数ヶ月間、サバを回転させる練習をし、指に匂いがつくまで特訓しました。数週間後には、プロの料理人たちの中に溶け込んでいて、私は彼女を見分けられませんでした」とコメント。オドレイ・ラミーが習得したプロの技をぜひこの映像で確かめて欲しい。

本作は移⺠施設の少年たちとシェフとの交流を描き、フランスの移⺠問題に正面から取り組みエンターテインメントに昇華させたドラマチック・キッチン・コメディ。実在のシェフ、カトリーヌ・グロージャンの活動からインスピレーションを得て監督のルイ=ジュリアン・プティが作り上げた物語に、オドレイ・ラミー他『最強のふたり』の大富豪役、フランソワ・クリュゼが出演。実際に移⺠施設の少年たち40名がメインキャスト・エキストラとして参加している。

【作品情報】

監督:ルイ=ジュリアン・プティ 出演:オドレイ・ラミー、フランソワ・クリュゼ、シャンタル・ヌーヴィル
2022 年|フランス映画|フランス語|97 分|5.1ch|シネスコ|原題:La Brigade|英題:Kitchen Brigade|字幕翻訳:星加久実|後援:在日フランス大使館/ア
ンスティチュ・フランセ 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム*G 指定
公式サイト
© Odyssee Pictures – Apollo Films Distribution – France 3 Cinéma – Pictanovo – Elemiah- Charlie Films 2022

5/5(Fri)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、他全国ロードショー

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