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「好きにしたらいい」俳優マイケル・J・フォックス、映画『バック・トゥ・ザ・ フューチャー』リブート製作への想いを明かす

text by 編集部

1985年にデビューした映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。30年前の過去にタイムスリップするこの物語は瞬く間に世界中で話題となり、その年の最高興行収入を記録した。今回は主演マイケル・J・フォックスが、この映画作品のリブート版登場の可能性に対する心境を明かしたようなので、現地メディアを参考にその詳細を確認していく。

マイケル・J・フォックス「リブートをする必要はないと思います」

Getty Images

1985年にデビューした映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、瞬く間に世界中で話題となり、今ではその名を耳にしたことが無い人はいないという程、歴史的に有名な作品になっている。

主人公マーティ・マクフライと、マーティの親友の科学者ドク・ブラウンの物語を引き継いだ『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の2本の続編を生み出すことにも成功。

先日、俳優マイケル・J・フォックスは、この映画のリブート作品の製作について、米Varietyのインタビューに応じ、「僕は不快には感じません。好きなようにして頂いて構いません。皆さんの映画ですから。もう十分に稼ぎましたし」と語った。

さらに、「ボブ(脚本家ロバート・ゼメキス)とボブ(共同脚本ボブ・ゲイル)は実に聡明だったんですよ。リブートをする必要はないと思います。何かを解明しようとしているの? 物語を伝えるより良い方法があるというの? 僕にはそうは思えません」と、プロジェクトの管理者が好きなようにすればいいが、リブート版製作により、遭遇しうる落とし穴を指摘した。

製作者にとって、かつてヒットした作品のリブートは収益性の高いビジネスとなっている。しかし、リブート作品は、古いストーリーを新しく、かつ説得力のある形で語る必要がある。もし現代人のためにストーリーを変更すれば、往年のファンからの悪評を呼ぶことが予想できる。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、約40年間、新しい世代を楽しませ続け、名作として生き続けており、TVシリーズに、ビデオゲーム、コミック、そして舞台ミュージカルと多彩な場面で広く活躍し続けている。

その有名作品がリブートされる日が、もしかすると訪れるかもしれない。しかし今のところその予定はなく、この名作は手つかずのまま、しばらくは生き続けることになりそうだ。

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