その理由は、やはり黒人を実写版ディズニープリンセスに初めて起用したことが挙げられそうだ。イギリス、ブラジル、メキシコのIMDbなどの国際的レビューサイトでは、本作に対する否定的なレビューが非常に多い。

アリエルを演じた女優ハル・ベイリーが黒人という理由から、キャスティングの発表当初からアメリカのみならず、日本でもSNS上で「黒人の人魚はあり得ない」などの批判的意見が挙がっている。

そんな中でも、名曲である『パート・オブ・ユア・ワールド』や、『アンダー・ザ・シー』などの実写版オリジナル楽曲について、「ハリーの歌声は優しさと力強さの両方を兼ね揃えている」という意見や、演技に関し「アリエルを演じるハリーは、太陽よりも輝いている」など、絶賛の声が挙がっている。また、米Rotten Tomatoesで95％の観客スコアを獲得し、現在は好調を維持していると言える。

本作は、ロブ・マーシャルが監督を務め、女優ハル・ベイリーに加え、メリッサ・マッカーシーがアースラ役で出演。さらに、シモーヌ・アシュレイ、ダヴィード・ディグス、ジョナ・ハウアー＝キングもキャストとして出演した。映画『リトル・マーメイド』の日本公開は6月9日(金)に予定されている。

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