映画『イージー・ライダー』【ネタバレあり】あらすじ
留置所にぶち込まれた2人は、留置所内で同年代の男・ハンセン(ジャック・ニコルソン)と出会う。ハンセンは酔って暴れたため一時的に拘留されているものの、有能な弁護士であり、警察にも顔が利く。ハンセンは2人の人柄を気に入り、警察に掛け合って釈放してもらうことに成功。ハンセンは2人から謝肉祭に参加するためにニューオリンズを目指していることを聞かされ、旅を共にする。
道すがら、3人は片田舎のレストランに立ち寄る。レストランの客たちは、3人のようなアウトローに偏見を持っており、差別的な態度をあらわにする。その夜、3人は近くで野宿をするが、昼間に出会った客の集団に目をつけられてしまう。3人は彼らに寝込みを襲われ、ハンセンは死亡。ワイアットとビリーは命からがら逃げおおせる。
その後、ワイアットとビリーは一心不乱にバイクを走らせ、ニューオリンズに到着。金で娼婦を買い、謝肉祭ではLSDを吸引し、幻覚に酔いしれる。
謝肉祭を十分楽しんだ2人は、ニューオリンズをあとにし、次はフロリダを目指すことに。自由を謳歌するビリーとは対照的に、ワイアットは浮かない表情をしている。
ワイアットはハンセンの無残な死と、自由を抑圧する国のあり方を深く憂いているのだ。彼らは麻薬の密売で手にした金を元手に放浪生活から足を洗い、フロリダに根を下ろして暮らしていこうと決心する。
フロリダに向かってバイクを走らせる2人。そんな彼らの前に白人男性の乗った車が現れる。白人男性はいきなり2人に向けてライフルを発砲。銃弾に撃たれたワイアットとビリーは、志半ばで命を落とすのだった。