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新作が観たい映画監督NO.1…!?映画『NOPE/ノープ』のメガホンをとったジョーダン・ピールの凄さとは?

text by 編集部


娯楽性と社会性を高水準で兼ね備えた、新世代の巨匠として注目を集めるジョーダン・ピール。同監督の最新作『NOPE/ノープ』が、8月26日より全国の映画館で公開される。全米映画ランキングで初登場NO.1に輝き、“いまだかつてない映画”として注目を集める同作の監督とカメラマンをご紹介する。

『NOPE/ノープ』のメガホンをとったのは
「新作が期待される監督」の筆頭株・ジョーダン・ピール

写真getty images

メガホンをとったのは、映画監督のみならず、脚本家、俳優、コメディアンとしても活躍するジョーダン・ピール。

白人のガールフレンドの実家に足を踏み入れた黒人青年が体験する恐怖のバカンスを描いた『ゲット・アウト』(2017)、意外性に富んだ展開と壮絶なバイオレンスを織り込み、格差社会を見事に風刺してみせた『アス』(2019)。この2作によって、ホラーシーンのみならず、ハリウッドの次世代を担う映画監督として、世界中から注目を集めることに。

監督3作目となる『NOPE/ノープ』では、過去作で描いてきた「私的な事柄」ではなく、「より大きな冒険を描こうとした」と語るジョーダン・ピール。

予告編の時点で、空にただよう巨大飛行物体や、強風が吹きすさぶ荒野で疾走する馬など、スケールの大きい描写がてんこ盛り。スティーブン・スピルバーグをはじめとする先行世代の表現を踏襲した、独創的なスペクタクル描写が観られることに期待したい。

また、娯楽性の高い作風ではあるものの、『ゲット・アウト』(2017)では人種差別、『アス』(2019)では格差問題を裏テーマに据えるなど、鋭い社会性も併せ持っている。持ち前の社会性が『NOPE/ノープ』ではどのような点に見出せるのか、あるいは、社会性を感じさせない、純粋な娯楽作に仕上がっているのか。その点にも注目してほしい。

ジョーダン・ピールの過去作をプレイバック

『ゲット・アウト』(2017)


出典:amazon

上映時間:104分
製作国:アメリカ
監督:ジョーダン・ピール
脚本:ジョーダン・ピール
キャスト:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ブラッドリー・ウィットフォード、ケイレブ・ランドリー、キャサリン・キーナー

【作品内容】

アフリカ系アメリカ人の青年・クリス(ダニエル・カルーヤ)は、白人の彼女ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家でバカンスを過ごすことに。ローズの両親から愛情にみちたおもてなしを受け、喜ぶクリスだったが、屋敷の使用人として働く黒人たちの様子がおかしいことに気がつく。そんな中、滞在二日目に行われたパーティでとある事件が勃発し…。

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『アス』(2019)


出典:amazon

上映時間:116分
製作国:アメリカ
監督:ジョーダン・ピール
脚本:ジョーダン・ピール
キャスト:ルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク、エリザベス・モス、ティム・ハイデッカー

【作品内容】

迷い込んだミラーハウスで自分そっくりな少女と出会い、ショックで失語症に陥った少女・アデレード。大人になり、2児の母となった彼女は、例のミラーハウスのある行楽地でバカンスを過ごすことになった。次々と不気味な出来事に見舞われ、過去のトラウマを思い出すアデレード。そんな中、彼女の前に現れたのは、自身を含めた家族と瓜二つのドッペルゲンガーたちだった…。

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