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タイトルの”深い意味”とは…? 「いい人になりたい」の真意は? 映画『ギルバート・グレイプ』アカデミー賞無冠の名作を考察

text by 編集部
映画『ギルバート・グレイプ』左からレオナルド・ディカプリオ、ジョニー・デップ

映画『ギルバート・グレイプ』左からレオナルド・ディカプリオ、ジョニー・デップ【Getty Images】

ギルバート・グレイプ

3.5

●第66回 アカデミー賞(1994年)
助演男優賞(レオナルド・ディカプリオ)ノミネート
●第51回 ゴールデングローブ賞(1994年)
最優秀助演男優賞(レオナルド・ディカプリオ)ノミネート

演出:
13点
脚本:
15点
配役:
17点
映像:
13点
音響:
12点

映画ギルバート・グレイプ』を、あらすじ(ネタバレ)、演出、脚本、配役、映像、音楽の項目で解説。ジョニーデップとディカプリオ共演の名作。母親役はダーレン・ケイツ。原題に深い意味が込められた本作は面白い? それともつまらない? その内容と結末を多角的な視点で明らかにする。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

映画『ギルバート・グレイプ』のあらすじ

映画『ギルバート・グレイプ』
映画ギルバートグレイプGetty Images

アイオワ州の寂れた町・エンドーラ。この町から出たことがないギルバート(ジョニー・デップ)は、知的障害を持つ弟・アーニー(レオナルド・ディカプリオ)と、夫が自殺したショックから過食を繰り返し、7年間1度も外へ出ずに重度の肥満症になってしまった母・ボニー、そして2人の姉妹たちとの暮らしを支えていた。

ギルバートは、家族の面倒を見るのに精一杯で、自分の将来について考えることさえできずにいる。

そんな中、もうすぐ18歳の誕生日を迎えるアーニーのために、家族でパーティーの計画をしていると、些細なことから言い争いになってしまう。

ギルバートが心の平穏を保とうと、不倫関係にあるお得意先の奥さんと情事にふけっていると、アーニーが町の給油タワーに登ってしまう。警察が降りるように注意するも、なかなか降りてこないアーニー。ギルバートがなんとか説得し、やっとのことでおろすも、こうしたことが何度も起こっているため、ギルバートは警察から「次はない」と警告を受ける。

その様子を、旅の途中にトレーラーが故障し、この町に留まることになった少女・ベッキーが見ており…。

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