「それがウソつきとして!おれの通すべき筋ってもんだ!!」
ウソで場を盛り上げるムードメーカーの”狙撃手”
ウソップ/ジェイコブ・ロメロ・ギブソン(Jacob Romero Gibson)
”麦わらの一味”の狙撃手となるウソップ。父親がルフィの憧れるシャンクスが率いる赤髪海賊団の狙撃手をしており、自分も父親のように”勇敢なる海の戦士”になるのが夢。
嘘つきでお調子者な反面、口八丁で虚勢を張りながら身の危険が迫ると一目散に逃げだすなど、とても臆病な性格。ルフィたちと出会い、自らも海賊になるために出る決心をする。父親に似て、射撃の名手なだけでなく手先が器用で、工作などで仲間をサポートも行う。
ウソップを演じるのは1996年ジャマイカ生まれのアメリカ人俳優であるジェイコブ・ロメロ・ギブソン。ラッパーとして音楽活動をしており、2016年より俳優業を開始。ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』シリーズやドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』シリーズなどにゲスト出演。
Netflixドラマ『グリーンリーフ』(2018)で15話分と長く出演したことで注目を集め、ウソップ役に抜擢。
原作のウソップといえば長く伸びた鼻が特徴的だが、ジェイコブ演じるウソップは普通の鼻だ。これに違和感を覚えるファンもいるかもしれない。ところが、アニメ版ウソップ役および実写版の日本語吹き替えを担当する声優の山口勝平は、岡村明美(ナミ担当の声優)に言われるまで、鼻が短いことに気づかなかったというのだ。
山口は、「とにかくジェイコブさんがアニメを研究されているのか、細かい表情がウソップそのものでした」と演技を絶賛している。20年以上もウソップを演じてきた山口が太鼓判を押すジェイコブのウソップに期待がかかる。