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異例の大ヒット? クリストファー・ノーラン監督最新作映画『オッペンハイマー』 世界興行収入さらに拡大中!日本での公開は?

text by 編集部

クリストファー・ノーラン監督最新作映画『オッペンハイマー』。“原爆の父”ロバート・オッペンハイマーの伝記映画となる本作は、原爆を肯定する一方、投下を後悔したとされる彼の複雑な人生にフォーカスしていることで注目を集めている。そんな本作の興行収入はますます拡大している。今回は米Colliderを参考に、その詳細を確認する。

異例の大成功!
日本での公開は…?

クリストファー・ノーラン監督
クリストファーノーラン監督Getty Images

米国では本作の劇場公開より2ヶ月以上が経過した映画『オッペンハイマー』。

その興行成績は依然として、好記録を更新し続けており、米国内興行収入記録に330万ドル(約4億8,961万円)が追加された。現在アメリカ合衆国と、カナダで計6億1,100万ドル(約906億円)を稼ぎ出している。さらに公式で64もの市場で公開されており、特にイギリス、フランス、スペインなどの観客を魅了している。

全世界では9億3,300万ドル(約1,326億円)の興行収入を記録した。その記録はさらに拡大し続け、ボックスオフィスモジョのランキングによると2023年の北米年間5位にランクインしている。

上映時間3時間という長尺な映画作品ということを考慮すると、これは異例の大成功を意味する。

本作の成功の要因は、豪華な出演陣にもある。

本作は、映画『インセプション』(2010)でもお馴染みの俳優キリアン・マーフィが主人公である原爆の父オッペンハイマーを演じている。そして、主人公の宿敵であるルイス・シュトラウスを演じるのは、映画『アイアンマン』(2008~)シリーズで人気の俳優ロバート・ダウニー・Jr.だ。

他にも、映画『コカイン・ベア』(2023)のオールデン・エアエンライク、映画『インターステラー』(2014)のマット・デイモン、映画『レオン』(1994)のゲイリー・オールドマン、映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)のラミ・マレック。その他、ジャック・クエイド、ベニー・サフディ、デヴィッド・ダストマルキアン、マシュー・モディーン、トム・コンティなど、豪華俳優陣たちが揃い踏みだ。

また、本作は、第二次世界大戦に関わる内容が前面に押し出されると同時に、オッペンハイマーの波乱に満ちた恋愛ドラマも掘り下げている。

女優エミリー・ブラント演じるキティは、オッペンハイマーの妻であり、作品内では理性的な発言をするキャラクターとなっている。しかし、主人公オッペンハイマーが目をつける女性は妻のキティだけではない。

女優フローレンス・ピュー演じるアメリカ共産党員のジーン・タトロックとの不倫関係にもあるのだ。

映画『オッペンハイマー』の日本公開に関しては、残念ながら未だ明らかとなっていない。今はまだ新しい情報を待つしかなさそうだ。

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