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映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のストーリーは

トム・ハンクス
トムハンクスGetty Images

ここでもう一度、彼の話を確認していこう。

ネイサンソンの脚本では、物語は1960年代を舞台に繰り広げられる。10代のフランク・ウィリアム・アバグネール・ジュニアは、父フランク・シニアが税金詐欺をしたことを知る。

母ポーラ(ナタリー・ベイ)と、父フランク・シニア(クリストファー・ウォーケン)はその後に離婚。両親の離婚という出来事は、まだ幼いフランクに衝撃を与え、父から贈られたお金を持って逃亡する。

17歳から20歳の間に金を使い果たしたフランク・ジュニアは、映画やテレビ番組から得た情報を駆使し、救急病棟の小児科医、弁護士、航空会社のパイロットになりすます。

フランクは常に父親シニアと連絡を取り合う。彼は自分の手で一家の経済的苦境を解決し、再び父と母の間の絆を取り戻すため、詐欺行為を繰り返す。

実際にフランクは、上記に記述した職業である程度の成功を収めているが、しかし、詐欺という大きな犯罪を犯しているのも事実。彼は常にFBIから逃げ回り、最終的には投獄される。さらに両親は再婚という形で元通りになることはならず、父シニアはスクリーンの外で死を迎える。

精神的に大きなダメージを負ったフランクは、連邦政府の拘留から逃亡。母の元へと向かう。しかしフランクの母は別の相手と再婚しており、新しく生まれた幼い娘と幸せに暮らしていることを知る。

その光景を目の当たりにしたフランクは、母親の新居の前で、FBIに自首をする。

映画の最後、フランクは12年の極刑を言い渡される。しかしFBI捜査官であるカールが、彼の小切手偽造の技術を買う。フランクは、カールの監視の下、FBIの金融犯罪支局で働き始める。

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