4.エリックが父親にゲイであることを受け入れられる(シーズン1エピソード7)
エリックを演じた俳優ヌチ・ガトワの演技は、この番組の最高の見どころのひとつ。エリックは家族には既にゲイであることをカミングアウトしているにもかかわらず、いまだに家族からの差別に直面している。
というのも、彼の家族はまだ彼のセクシュアリティや、アダムの派手なメイクや服などを受け入れていなかったからだ。エリックは物語の途中、見知らぬ男に暴行され、ボロボロで帰宅する場面がある。その際エリックの父親は「そんな風に生きていくならタフになれ」と話す。
しかし、エリックと父親が腹を割って話をすることで、状況は一変。父は、息子を心配しているだけであり、自分の息子が外の世界で差別を受け傷つくことを恐れていたと打ち明ける。エリックはそんな父親を安心させ、「どのみち傷つくなら自分らしくいたい」と発言する。
エリックの父親は息子のありのままの姿を受け入れ、ありのままの自分でいる彼の勇気を称賛する。大切な人たちの愛と受容があれば、他の人からの否定的な意見は関係ないということを教えてくれる名シーンとなった。