著名人コメント紹介!
〈岩井澤健治(アニメーション映画監督)〉
色を奏でる音楽と色彩の中の光と影、そのコントラストで描かれる情景は大きな試練と共に、希望に満ちた始まりへと繋がっている。
〈木村絵理子(キュレーター/弘前れんが倉庫美術館副館⻑兼学芸統括)〉
子どもの頃のあの友達は、自分よりちょっぴり大人に見えていた。異なる環境で育った友達との違いに、大人になってから気づいた時の切ない気持ちと、どこか懐かしさを感じさせるカラフルな風景が、子どもの頃に大事にしていた宝箱やアルバムを開いた時を思い出すような映画です。
〈倉持明日香(タレント〉
見たことのない色彩で描かれる、魔法の森。クラエとブルーオが目指しているものは同じであるはずなのに、すれ違いが生まれてしまう。この世界で私たち人間が本当に守りたいものとは何なのか、今こそ気付くべきだ。
〈鴻池朋子(アーティスト)〉
森羅万象の霞の中でキツネ狼の子と熊ライオンの子のささやかな命がポッと灯る。あれは私たち。こんなに切なくて素晴らしい生きものだったかと驚いて震える。良い報告・体の芯からエネルギーが蘇る!悪い報告・これを見ないとあっという間に巨人になってしまう。
〈tupera tupera(絵本作家)〉
私たちは巨人ではなく、この世界に生まれたちっぽけな生き物なのだ。深呼吸して、素直な眼差しで見つめることの大切さを教えてくれる、色彩豊かな美しい作品。今こんな時代だからこそ、多くの人に見てほしい。
〈細田守(アニメーション映画監督)〉
まばゆい色彩に何度も目を奪われる。ふたりの主人公の愛くるしさと、今そこにある待ったなしの問題とが、葛藤する。その先に、子どもたちへのやさしさが溢れている。
〈南研子(NPO法人 熱帯森林保護団体代表)〉
遙か遠い昔の時と今の時をメビウスの輪のようにつなげたお話。映像の美しさに引き込まれ一緒にペルリンプスを探す旅に出た時、森の守り人の仲間になれるように感じる。しかし、深いところで大きな試練が待っている怖さもある。ペルリンプスが「希望」の化身でありますように。
【作品情報】
脚本・編集・監督:アレ・アブレウ(『父を探して』)
音楽:アンドレ・ホソイ/オ・グリーヴォ
2022年 ブラジル /原題:Perlimps/スコープサイズ/80分/日本語字幕 星加久実
後援:駐日ブラジル大使館 配給:チャイルド・フィルム/ニューディア― (c) Buriti Filmes, 2022
公式サイト
12/1(金)YEBISU GARDEN CINEMAほかロードショー
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