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第36回東京国際映画祭「エシカル・フィルム賞」受賞! 映画『ミツバチと私』予告編&新場面写真&監督メッセージ解禁

text by 編集部

「本当の自分」を探す子どもの葛藤と、寄り添う家族の物語…。第36回東京国際映画祭で新設アワードの「エシカル・フィルム賞」を受賞したスペイン映画『ミツバチと私』が、2024年1月5日(金)より公開される。この度、同作の予告編と新場面写真と監督メッセージが解禁された。

自分の性別に悩む幼き❝トランスジェンダー❞描いた『ミツバチと私』の予告編&新場面写真が解禁!

『ミツバチと私』 2024.1.5(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
ミツバチと私 202415金より新宿武蔵野館ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

第73回ベルリン国際映画祭にて史上最年少で主演俳優賞を受賞したスペイン映画『ミツバチと私』が2024年1月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開する。

本作は、自分の性別に悩み《本当の自分》を探す8歳の主人公と、葛藤しながらも寄り添う家族の物語となっている。

『ミツバチと私』 2024.1.5(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
ミツバチと私 202415金より新宿武蔵野館ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

ベルリン国際映画祭では、2020年に男優賞・女優賞が廃止され、性別区分のない主演俳優賞、助演俳優賞が新設された。主演のソフィア・オテロは、まさにそれを体現する形で、史上最年少の8歳にして最優秀主演俳優賞受賞を成し遂げた。

ソフィア・オテロは、約500人の中からオーディションで選ばれた新人で、今回が映画初出演となり、子供が抱える不安や心の機微を繊細に演じる様子は、『ミツバチのささやき』(73)のアナ・トレントを想起させる。

『ミツバチと私』 2024.1.5(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
ミツバチと私 202415金より新宿武蔵野館ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

手がけたのは、数々の短編を監督し、『Chords』(22)では第75回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映された実績を持つスペイン人監督のエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン。彼女の輝かしい長編デビュー作となった本作は、ベルリン国際映画祭の銀熊賞に加え、ギルド賞をW受賞。

さらに、第26回マラガ・スペイン映画祭でも最優秀スペイン映画賞を受賞するなど世界各国から注目を集め、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では95点と高い満足度を記録している。

『ミツバチと私』 2024.1.5(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
ミツバチと私 202415金より新宿武蔵野館ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

監督は、「家族との関係が、自分探しの旅にどう影響するのかを探りたかった」と語っており、トランスジェンダーの悩みを抱える本人だけでなく、母、祖母ら3世代の視点を交え、それぞれの考えで人生を生き抜く姿を描いた。

先に開催された第36回東京国際映画祭では、ワールド・フォーカス部門でも仮題『20000種のハチ』として上映され、観客からは「傑作」「涙が止まらなかった」「主演の子の演技が素晴らしい」といった声が多くあがり大好況を博し、連続で満席となった。

さらに、今年度新設されたアワード「エシカル・フィルム賞」の第一回受賞作品に選ばれました。エシカルとは人・社会・環境を思いやる考え方や行動のことを意味する。

『ミツバチと私』 2024.1.5(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
ミツバチと私 202415金より新宿武蔵野館ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

近年ではSDGsに積極的に取り組む企業が増えたことでエシカルの認知度が高まり、エシカルに沿った意識行動がSDGsの目標達成には必要不可欠とされている。

本賞は、世界でも注目されるエシカルに特化した部門で、ジェンダー平等、環境、貧困、多様性、差別といった現代の重要な社会テーマに向き合った作品が対象だ。審査委員でエシカルディレクターの坂口真生氏は選考理由を「一言で言えば優しさ。

この映画に出ていたすべての人がすべての人に優しい思いやりを持った一面が見てとれた」と語っている。

『ミツバチと私』 2024.1.5(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
ミツバチと私 202415金より新宿武蔵野館ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

今回解禁された予告編は、主人公のアイトールが「私はなんでこうなの?」とつぶやくシーンから始まる。男の子に生まれたアイトールは、名前や髪型や水着、日々の様々なことに違和感を覚え、自分のことがわからない不安を募らせていく。

そんなアイトールに戸惑いを隠せない家族。スペイン・バスク地方の柔らかな光が差し込む緑豊かな美しい自然を背景に、家族に寄り添われながら、私らしく生きていきたいと顔を上げる繊細な表情が映し出されていく。

『ミツバチと私』 2024.1.5(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
ミツバチと私 202415金より新宿武蔵野館ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

合わせて解禁となった新場面写真は、養蜂用の防護服に身を包んだアイトールの姿や、休暇でバスクへ向かう車の後部座席で並ぶ兄弟3人、叔母と植物を植えていたアイトールがハチに驚いて顔を顰める場面、ドレスを着たアイトールと母親が鏡を見つめるシーンのほか、池で水着を交換したアイトールと友達の2ショットのカットなどが収められている。

『ミツバチと私』 2024.1.5(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
ミツバチと私 202415金より新宿武蔵野館ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
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