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タクシードライバー 【ネタバレあり】あらすじ

ベッツィにフラれ、ますます心を荒ませていくトラヴィス。タクシーに逃げ込んできた未成年の娼婦・アイリス(ジョディ・フォスター)が、ヒモ男のスポーツ(ハーヴェイ・カイテル)に連れ戻される様子を呆然と眺めることしかできない。

トラヴィスは密売人から銃や軍刀を手に入れ、肉体改造で剛健な見た目に様変わり。街で強盗事件の現場に出会すと、懐に忍ばせた銃で躊躇なく犯人を射殺する。

映画『タクシードライバー』の1シーン。射撃の練習をしているシーン
映画タクシードライバーの1シーン射撃の練習をしているシーンGetty Images

彼はすっかり、汚染した街をみずからの力で浄化できると信じている。再びアイリスが現れると、スポーツと縁を切ってまともな生活を送るように説得。アイリスはトラヴィスのお節介を半ば呆れながら受け止めるのだった。

トラヴィスは、口ばかりで街の治安を改善する力のないパランタイン大統領候補を暗殺するため、武器を持って演説集会に向かう。

しかし、警備員に目撃され計画を断念。その足でアイリスのもとに向かい、スポーツを筆頭にした、彼女を食いものにする裏社会の男たちを皆殺しにする。事件後、マスコミはマフィアの反撃で重傷を負ったトラヴィスを、少女を救った英雄として持ち上げる。

回復したトラヴィスは相変わらずタクシーで街を彷徨っている。偶然ベッツィを乗せることになっても、すでに彼女への興味を失っており、軽く言葉を交わしただけで、心は虚ろなままだ。

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