ブラッドリー・クーパーが監督と主演を務めた
伝説的音楽家レナード・バーンスタインの伝記映画
『マエストロ: その音楽と愛と』
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:129分
監督:ブラッドリー・クーパー
脚本:ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー
キャスト:キャリー・マリガン、ブラッドリー・クーパー、マット・ボマー、マヤ・ホーク、サラ・シルバーマン
【作品内容】
マサチューセッツ州で生まれたユダヤ人音楽家レナード・バーンスタインは、父親の反対を受けながらも音楽家のプロの道を邁進。臨時の指揮者としてカーネギーホールの壇上に立ち、一夜にして成功を収めた彼は、コスタリカ人女優でピアニストのフェリシアと運命の出会いを果たし結ばれ、3人の子宝にも恵まれる。
家族にも恵まれた上にさまざまな才能を開花させるレナードだったが、妻フェリシアが実は他の男性と関係を持っていることが判明。夫婦関係に徐々に亀裂が入っていく。
【注目ポイント】
俳優業と監督業の双方で成功をおさめ、アカデミー賞やグラミー賞など数々の栄誉に輝くブラッドリー・クーパー。そんな彼が、主演と監督を兼任しているのが、この『マエストロ: その音楽と愛と』だ。
共演するのは、『華麗なるギャツビー』(2013)や(2011)のイノセンスな表情が注目を集めるキャリー・マリガン。クーパーは、彼女と共に、アメリカの音楽家レナード・バーンスタインと、女優でピアニストのフェリシア・モンテアレグレの間に起きた複雑で情熱的な愛の物語を描出している。
本作の注目ポイントは、なんといってもクーパーの演技だろう。バーンスタインという実在の人物を介して、人間関係につきまとう困難を見事に体現している。
また、クーパーと脚本家のジョシュ・シンガーが共同で執筆した脚本も魅力の一つだろう。2人が書き上げた物語は、2023年に公開された映画の中でも最も高く評価されたもののひとつであることは間違いない。