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『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』初登場1位!興収10億突破。新作はその他3作ランクイン【週末興行ランキング】

text by 編集部

1月29日、興行通信社より週末映画動員ランキング(1月26日~1月28日)が発表された。今回はランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。人気シリーズ20年ぶりの最新作『機動戦士ガンダム SEEDF FREEDOM』は、前回首位を獲得した実写『ゴールデンカムイ』を抜くことはできるか?

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が1位に初登場!

写真映画チャンネル編集部

今週の動員ランキングは、2002年から放送が開始されたTVアニメ「機動戦士ガンダム SEED」とその続編シリーズに続く物語を、完全新作で描いた劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(バンダイナムコフィルムワークス/松竹)が、初日から3日間で動員63万4000人、興収10億6600万円をあげ、初登場1位を獲得。

シリーズ累計のパッケージ販売数は400万本を超え、TVアニメシリーズの枠に留まらないそのムーブメントは、グッズ、音楽、イベント、実物大フリーダムガンダム立像(上海)など多岐にわたり世界中を席巻している。監督は福田己津央、声の出演は保志総一朗、田中理恵、石田彰、他。「ガンダム」シリーズとしても最高のヒットスタートを切り、入場者プレゼント第1弾〈後藤リウ書き下ろし短編小説〉の増刷と再配布も決定した。

2位には、前週1位で初登場した『ゴールデンカムイ』(東宝)が続き、週末3日間で動員23万8000人、興収3億6700万円を記録。累計成績は動員79万人、興収11億円を突破している。

3位には、内田英治監督が原案・脚本も手掛け、主演に山田涼介、ヒロインに浜辺美波を迎えた『サイレントラブ』(ギャガ)が初登場。初日から3日間で動員15万5000人、興収2億1200万円を記録した。声を捨て毎日をただ生きているだけの青年と、不慮の事故で視力を失い、絶望の中でもがく音大生の密やかなラブストーリー。共演は野村周平、古田新太、他。

この他新作では、竹内涼真が主人公・間宮響を演じるサバイバル・ドラマシリーズを映画化した『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』(東宝)が6位に初登場。ユートピアと呼ばれる超高層タワーを舞台に、ゴーレムウィルスのワクチン研究の材料として捉えられた娘を救うため、響が立ち上がる。監督は菅原伸太郎、共演は高橋文哉、堀田真由、他。

9位には、本年度のアカデミー賞で11部門にノミネートされている『哀れなるものたち』(ディズニー)がランクイン。「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再タッグを組み、アラスター・グレイの傑作ゴシック小説を映画化している。

今週は20年の時を経て公開となった劇場版『ガンダムSEED』が1位を獲得し、アカデミー賞ノミネート作品もランクイン。12月~1月前半期のほぼ固まっていたランキングを見事かき乱す結果となった。

【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2024年1月26日~1月28日)

1(初)『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』:1週目
2(1)『ゴールデンカムイ』:2週目
3(初)『サイレントラブ』:1週目
4(2)『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』:6週目
5(3)『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』:8週目
6(初)『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』:1週目
7(9)『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』:11週目
8(4)『ウィッシュ』:7週目
9(初)『哀れなるものたち』:1週目
10(8)『ゴジラ-1.0』:13週目

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