映画『ゴジラ』がキングコングから受けた影響とは？世界的な人気を誇る両怪獣の長く複雑な歴史を解説

キングコングとゴジラは常にライバルである

1962年、映画『キングコング対ゴジラ』にて、彼らの長年のライバル関係はついに頂点を迎える。ゴジラの人気が高まりをみせる一方、悲しいことに、1976年のリブート版が一時的に新たな関心を呼び起こしたものの、キングコングの人気は廃れていった。

しかし、2000年代に入ると状況は変わる。『ロード・オブ・ザ・リング』を成功に導いたピーター・ジャクソン監督が2005年に『キング・コング』をリメイク。キングコングは再びアメリカのモンスターの主役の座に返り咲いた。

また、あと5年ほどでキングコングの知的財産権が消滅しパブリックドメインになることを考慮すれば、このゴジラとキングコングという名コンビは永遠に繋がりを保ち続けることが予測できる。

バットマンにはジョーカーがおり、スター・ウォーズにはジェダイとシスなしには成立しないように、キングコングも太平洋の向こう側に存在するゴジラという宿敵なしには成立しない。

怪獣が登場する映画作品が不透明な映画情勢の中で流行り廃りを繰り返す今、宿命のライバル達はこれまで以上にお互いを必要としているのは間違いない。

映画『ゴジラxコング新たなる帝国』は2024年4月26日（金）に日本の劇場で公開を迎える。

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