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クリストファー・ノーラン最新作の内容は? 2023年全米公開の映画『Oppenheimer』(原題)の予告編が解禁

text by 編集部
Getty Images

アカデミー賞8部門にノミネートした『インセプション』や、国内公開後5日間で、7億円以上の興行収入を突破した『TENET テネット』など、名作を生み出し続けるクリストファー・ノーラン監督。今回はノーラン監督の新作映画『Oppenheimer』(原題)の予告編が公開されたようなので現地のメディアを参考にその内容を解説していく。

“原爆の父”オッペンハイマーの一生を豪華俳優陣で映画化

米varietyによると、『Oppenheimer』(原題)は、原子爆弾を発明したとされる物理学者のJ・ロバート・オッペンハイマーの一生を記録した映画となっているようだ。オッペンハイマーは、原爆の父とも呼ばれ、1942年から1946年にかけて行われた、核兵器製造を中心とする政府研究『マンハッタン計画』の協力者の一人であり、さらには原爆の物理的組み立てを行った『ロスアラモス研究所』の所長である。

今回。そんなオッペンハイマーの役を演じるのはキリアン・マーフィーだ。マーフィーは以前に英The Guardianにて『クリス(ノーラン監督)のためなら、役の大小にかかわらず、いつでも駆けつける』と語ったようで、今までにも、『インセプション』や、『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』、『ダンケルク』など、多くの作品に出演しているが、ノーラン監督の作品の中では、今回が初めての主演映画となったようだ。

【予告編】

さらにこの映画には、『ブラック・ウィドウ』のフローレンス・ピュー、『アイアンマン』のロバート・ダウニーJr、『レオン』のゲイリー・オールドマンに加え、『007:ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラミ・マレック、他にもデイン・デハーン、ジャック・クエイド、ジェイソン・クラークなど、超豪華俳優陣が顔を揃えている。

また、この映画は、2006年にピューリッツァー賞を受賞した、カイ・バードと故マーティン・J・シャーウィンによる、伝記小説『American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer』を原作としている。ノーラン監督は、この本の映画化に加え、プロデューサーのチャールズ・ローヴェン、エマ・トーマスらと共に、監督兼プロデューサーも務めている。今までは配給会社のワーナー・ブラザーズとタッグを組んで映画作成をしてきたが『TENET テネット』のリリース後、ノーラン監督とワーナー・ブラザーズの関係は途絶えてしまったため、今回の新作はユニバーサル・ピクチャーズと新しくタッグを組み映画作成を行ったようだ。

豪華俳優の登場や、新しい配給会社とのタッグ。一体どんな映画になるのか、注目が集まるノーラン監督の新作『Oppenheimer』は、2023年7月21日に劇場初公開される予定となっている。日本での公開はまだ未定だ。

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