サム・ライミ監督が待望の新作映画『Don’t Move』の製作を開始。麻痺剤を注射する殺人鬼が登場するホラー作品か
映画『スパイダーマン』シリーズや『死霊のはらわた』(1981)など、これまで数々のスーパーヒーロー映画やホラー映画を制作してきたサム・ライミ。ハリウッドを代表する巨匠が、どうやら新作ホラー映画を準備しているようだ。早速現地のメディアを参考に、その内容に迫る。
サム・ライミ監督の最新作『Don’t Move』は
殺人鬼が登場するホラー映画か
米 collider によると、スーパーヒーロー映画やホラー映画の象徴と言われているサム・ライミ監督が、自身の名前が付いた制作会社から、新しいプロジェクトを立ち上げることを発表したようだ。
今回の新作映画は、ライミプロダクションと映画プロデューサーのアレックス・ルボヴィッシの制作プロダクション『Hammerstone Studios』と『Capstone Studios』の共同で、『Don’t Move』(原題)というタイトルのホラー・スリラー映画を制作する。このプロジェクトは、発売前のアクションスリラー映画『boy kills world』(原題)でのコラボレーションに続き、全レーベルの関係を拡大するものと言われているようだ。
映画の制作自体はまだ初期段階のようだが、この映画の内容についての情報がいくつか出ているようで『悲嘆にくれる女性に麻痺剤を注射するベテラン殺人鬼』、『この女性は体が動かなくなる前に、逃げたり、戦ったり、隠れたりしなければならない』という内容になっているようだ。
この映画の脚本開発を任されたのは、T・J・シンフェルとデヴィッド・ホワイト。彼らの脚本は、アダム・シンドラーが監督したロリー・カルキン主演の『侵入者 逃げ場のない家』や、ブラムハウス・プロダクションのホラー映画で、不気味な子供たちを題材にした作品『There’s Something Wrong With The Children』(原題)の脚本を担当している。
『Don’t Move』では、シンドラー監督がブライアン・ネット監督と共にホラー・スリラー映画を監督し、再びこの2 人の脚本家コンビとコラボレーションすることになる。
シンドラー 監督とネット監督は、ライミ・レーベルと元々縁が深く、ライミが製作総指揮を務めたホラーアンソロジーシリーズ『50 States of Fright』(原題)の内の3エピソードを監督している。この作品は『Quibi』と呼ばれる短編ストリーミングプラットフォーム用に、カスタムメイドされ作成されたものだ。
各プロダクションは、それぞれ注目すべきプロジェクトを生み出しており、ルボヴィッシは、ビル・スカルスガルド主演の『バーバリアン』やキアヌ・リーヴス主演の『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』などのヒット作で知られています。
また、マイケル・ファスベンダーとアーノルド・シュワルツェネッガー主演の『カン・フューリー』も手掛けている。巨匠監督サム・ライミと映画プロデューサーのザイナブ・アジジが、アダム・シンドラーやブライアン・ネットという極めて才能ある若い映画製作者を見出し、『Don’t Move』を作成しており、『このような素晴らしいプロジェクトに参加できることを光栄に思います』とルボヴィッシは語った。
ライミ監督は『アレックス・ルボヴィッシと、Hammerstone のチーム、そしてCapstone の友人たちは、この魅力的で少しひねくれた映画を世に送り出す上で、理想的な制作パートナーだ。私は、共同監督であるアダムとブライアンと一緒に、とても恐ろしく緊張感のあるストーリーに、再び協力できることを大変嬉しく思っています』と感想を述べており、今後の展開に期待を寄せている。
『Don’t Move』の他のプロデューサーは、クリスチャン・メルクーリ、 デイビット・ハリング、Marc Manus、アダム・シンドラー、ブライアン・ネット、ペトル・ヤクルとなっている。現在、出演者のキャスティングが行われており、今後数週間から数ヶ月の間にキャスティングが決まり発表される予定となっている。
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