『アバター』シリーズの名シーンベスト10! 広大な自然、美しいクリーチャーなど極上の視覚効果が堪能できる場面をセレクト
現在公開中の『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』では、前作とは全く異なった新しい水中CGIの視覚効果を楽しめる。映画全体を通し、多くのファンを魅了し続けるその斬新で、美しい視覚効果は、全く新しい世界に人々を没頭させる。今回はそんな感動のアバターの美しい視覚効果のベスト10を現地のメディアを参考にお届けする。
今回、米colliderでは、『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』を観た後に、前作『アバター』を振り返り、アバターシリーズの美しい視覚効果シーンベスト10を紹介している。どのシーンも心が揺れる素晴らしいシーンばかりだが、早速そのベスト10を見ていこう。
『聖なる木の精がジェイクの命を救う』
パンドラの森で、ジェイク(サム・ワーシントン)が自分のチームとはぐれてしまい、夜になり、野犬のような凶暴なクリーチャーの集団に襲われ、ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)というナヴィの女性が現れて、数匹を倒し、彼を救出する。不本意に神聖なクリーチャーを殺させたことに腹を立てたネイティリは、その場を立ち去ろうとするが、ジェイクは自分を救ってくれた彼女が気になり後を追う。ネイティリはジェイクの体のあちこちに聖なる木の精が集まっているのを目撃し、彼が救う価値のある純粋な精神の持ち主であることを示したシーンだ。
『ハレルヤの山々』
マックス・パテル博士から、ジェイクがナヴィ族に関して、クオリッチ大佐と常に連絡を取っていることを知ったグレー博士は、アバターチームをハレルヤ山脈の孤立したキャンプに移動させるよう手配する。チーム全員が、山に近づくにつれて、雲に浮かぶ島々の美しさに心を奪われる、CGを駆使した圧巻のシーン。
『夜の水泳』
オマティカヤ族が、ジェイクにナヴィの道を教えると同意すると、それを嫌がるネイティリが彼の先生となり、走り方から、狩りの仕方、そして森のあり方まで、すべてを彼に教えるシーン。
水中の模様が人間の細胞の模様に似ており、これは人間とナヴィの融合を象徴しているようで、まさにジェイクの姿そのものを表しているようだ。
『ジェイクの初飛行』
パンドラ最大の空を飛ぶクリーチャー、バンシーを選ぶ準備ができたと言われたジェイクは、他のナヴィ2人とともに、バンシーの巣を訪れる。ジェイクはバンシーと繋がり、コントロールする方法を無事に学び、ネイティリと一緒に美しい空を飛行をするシーン。
このシーンでは、美しい音楽とともに、パンドラの広大な山々を飛ぶような視覚効果を得られる。
『ジェイクとネイティリ、エイワの木の下でのキス』
ジェイクとネイティリの間に芽生えた恋心や、強い信頼関係を見ることができるシーン。ジェイクが仲間の一員となる儀式を終えた後、ネイティリは彼を彼らの最も神聖な場所のひとつであるエイワの木の元へ連れて行き、抱擁を交わす。
このシーンでは、ブルーとパープルの驚くほどに美しい『エイワの木』が登場する。
『ホームツリーの崩壊』
クオリッチの指揮する大規模な攻撃部隊が、ガスと焼夷弾を使用してナヴィを居住地から押し出し、ホームツリーの根元に高爆発ミサイルを撃ち込み、大きな木が逃げ惑うナヴィの上に倒れるという最も胸が締め付けられるシーン。
ホームツリーの破壊では、オマティカヤ族の巨大な故郷が破壊され、燃え盛る炎や飛び回る飛行船など印象的な視覚効果によって観客の心を震わせる。
『トルーク・マクトの誕生』
ジェイクはナヴィの信頼を取り戻し、グレースを救うために絆を結んだ空飛ぶクリーチャーのイクランから、巨大な空の王者トルークの背中に飛び乗り、トルークを操る6番目のトルーク・マクトになるために絆を結びつき、ジェイクが人々から尊敬を集めるシーンが生き生きと描かれているシーン。トルークに乗り現れるジェイクの姿は圧巻の光景だ。
『ジェイクの誕生日』
RDA社(自然開発公社)の凶悪なパンドラ支配を終わらせたジェイクは、アバターの姿で永遠に残ることに決める。エイワの木に戻ると、肉体からアバターへの意識転換をし、ナヴィとしての新しい人生に目覚めた日を自分の『誕生日』と宣言し、ナヴィとして正式に仲間入りをする、ジェイクが強大なエイワによって命を吹き込まれるシーン。
最も感動的なシーンのひとつとなっており、青、紫、緑を基調とした色彩は、2009年当時としては先進的なCGIによって制作された。
『海を探検するキリ』
サリー一家は森を抜け出し、岩礁に位置するメトカイナ族の元へと移動する。キリ(シガーニー・ウィーバー)はメトカイナの水生生物に魅了され、水とその住人たちと精神的な繋がりを持つようになり、キリが兄弟たちと一緒に海の民のように泳ぐことを学ぶシーン。
クリスタルのような美しくリアルな海を進むキリを追うシーンで、色彩、CGI、画質など、新しい技術によって前作よりもさらに、ナヴィと自然の関係がよりよく描かれているため、見る人を心地の良い安らぎの世界へ連れていく。
『ロアークとパヤカンの初泳ぎ』
メトカイナ族が、心の拠り所としている、知的で平和主義のクジラ型クリーチャー『トゥルクン』は、地元の若者たちのいたずらで重大な危機に陥ったロアーク(イギリス・ダルトン)を助け、二人は仲良くなる。すぐに打ち解け、絵に描いたように一緒に海を泳ぐシーン。
トゥルクンの強烈なリアルさ、そしてロアックとの交流は、アバターのCGIの裏で働く人々の才能を大きく表している。美しい水の揺れや、トゥルクンとロアックのコミュニケーションをパワフルな音声で表現し、2人の絆が深まっていく様子を感じることができる。
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