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4人の圧倒的女王感がかっこいい…劇場で満足感が得られるワケ。映画『BLACKPINK WORLD TOUR』見どころ解説

2022年~2023年にかけて開催したワールドツアー『BORN PINK』を記録した映画『BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK] IN CINEMAS』が現在公開中。世界中が熱狂した伝説のステージを、KPOPガチファンが徹底解説する。(文・紺野真利子)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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【著者プロフィール:紺野 真利子】

エンタメ系ライター。映画誌やテレビ誌をメインに、俳優・アイドル・声優などのインタビュー記事やコラムを執筆中。好きなK-POPはBTS、SEVENTEEN、(G)-IDLE。好きな映画はマーベル全般、「スパイダーバース」シリーズ、「キングスマン」シリーズ、「プラダを着た悪魔」、「ラ・ラ・ランド」など。

「圧倒的女王」BLACKPINKによる圧巻のステージ

BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK] IN CINEMAS
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 2016年に「BOOMBAYAH」でデビュー以降、あっという間に世界的ガールズグループへと進化したBLACKPINK。そんな彼女たちが、2022年から2023年にかけて開催したワールドツアー[BORN PINK]を記録した映画『BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK] IN CINEMAS』が公開された。約1年かけて世界中をまわり、180万人を動員したツアーをスクリーンで堪能することができる。

「圧倒的女王」。BLACKPINKを見ていると毎回、思い浮かぶ言葉だ。今回もスクリーンに彼女たちがバーン!と映し出された瞬間、「女王すぎる!!!」と心の中で叫んだ。

 こんなにも4人全員が美しくて凛々しく、自信にあふれていて強くてかっこいいなんて、同じ女性として憧れないわけがない。オープニングを飾ったのは「Pink Venom」。「今夜、私は毒のある花」と歌うように、1曲目からもう彼女たちの中毒性にハマってしまう。

 本編はツアー最終日のソウル公演をメインに映像化しているのだが、アメリカやバンコクなどでのパフォーマンス映像に切り替わるアレンジも。各国ごとに4人の衣装、メイク、ヘアスタイルが全く違うので、1曲でさまざまな彼女たちが見られて最高だ。

もちろんライブは生で見るのが一番良いと思うが、こうして違う衣装で踊る彼女たちを1度に見られるのは映画ならではの演出だ。そして、どんな衣装やヘアメイクでも常に完璧に美しい4人は、やっぱり女王である。

「Pretty Savage」では、椅子を使用したセクシーダンスを披露。しかし、いやらしさは全く感じられず、セクシーな振り付けもしっかりとパフォーマンスに落とし込むことができるのが彼女たちの凄さである。

 BLACKPINKの楽曲は激しく難易度の高いダンスパフォーマンスが多いが、“一糸乱れぬダンス”というよりは、4人全員が個々の魅せ方を最大限に活かして踊っているのが個人的に好きだ。「揃えるところはしっかり揃えるけど、あとはそれぞれどうぞご自由に」みたいな、4人の強い信頼関係があるからこそ成り立つダンスパフォーマンスがたまらない。

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