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『明日に向かって撃て!』【ネタバレあり】あらすじ

映画『明日に向かって撃て! 』の1シーン【Getty Images】
映画明日に向かって撃て の1シーンGetty Images

2人に襲われた金庫番は抵抗するが、人質に取られた女性のため、しぶしぶ金庫を開ける。それでも厳重に保管されていた金庫をこじ開けるため、大量のダイナマイトで爆破すると、大金が宙を舞う。すると、後方の列車から馬に乗った6人組が飛び出してきた。

ブッチとサンダンスはすぐに逃げるが、追っ手はどこまでも追いかけてくる。それもそのはず、追っ手のうちの1人は有名な保安官・レフォーズで、その部下達も訓練を積んだ精鋭達であった。追い詰められたブッチとサンダンスには、撃ち合うか急流に飛び込むかの2択しか残されていなかった。

サンダンスは泳げないことを告白するが、ブッチは笑い飛ばし、2人は急流に飛び込んだ。難を逃れた2人は、エッタの家に隠れるが、この追跡がブッチとサンダンスが死ぬまで続くことを知る。

死を悟ったブッチは、一攫千金を狙って、好景気を迎えているらしいボリビアに高飛びすることに。ブッチがスペイン語を話せると聞いたサンダンスもその話に乗り、エッタも共に行くこととなる。

アメリカを横断し、無事にボリビアに到着した一行。しかし、夢見た景色がどこにもないどころか、ボリビアは何もない田舎だった。おまけにブッチはスペイン語を話せず、サンダンスは激怒してしまう。見かねたエッタは2人に銀行強盗ができるだけのスペイン語を教え、ブッチとサンダンスはボリビアでも悪事を働くようになる。

そんなある日、ブッチはボリビアで保安官のレフォーズの姿を見つける。そこで2人は、自分たちが働くようになれば外国では手を出せないということに気づき、鉱山で働くことにする。そこで鉱山の管理人・パーシーはサンダンスの銃の腕を見込み、2人を凶悪な山賊から、給料を守るための護衛として雇った。

しかし管理人のパーシーが銀行へ行くのを護衛する2人だったが、危険地帯に踏み込んだ瞬間、山賊が現れ、パーシーは撃たれてしまう。一旦その場を離れたブッチとサンダンスであったが、現場に戻ると、山賊に金を返すように迫る。

金を返そうとしない山賊に業を煮やした2人は、山賊を皆殺しにする。悪いことから足を洗おうとした矢先、再び罪を犯してしまった…。更生できない2人を見たエッタは、呆れてアメリカに帰ることにする。

しかし、まともに働くことができないブッチとサンダンスは、山賊と同じように道ゆく人から金や馬を奪うようになる。そんな中、とある町でブッチとサンダンスの乗る馬を見た少年が、それが盗まれた馬であることに気づき、警察に駆け込んだ。

食事をしていた2人は突然銃撃を受け、建物内に逃げ込んだが、逃げ切れずに銃弾を受け、重傷を負ってしまう。四方を大勢の警官に囲まれていることを知らない2人は、痛みに耐え、次はオーストラリアに行こうと夢を語り合っていた。

突破口を開こうと意を決し、外へ飛び出したブッチとサンダンス。その瞬間、2人に向かって一斉に銃弾が放たれた。

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