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名匠ガイ・リッチー初の社会派ヒューマンドラマ

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本作は、紛争が泥沼化していた2018年のアフガニスタンを舞台としている。『シャーロック・ホームズ』(2009年)や『アラジン』(2019年)などの娯楽作のイメージが強いガイ・リッチーが、アフガニスタン人通訳についてのドキュメンタリーから着想を得て製作した、自身初の社会派ヒューマンドラマだ。

米軍の曹長ジョン・キンリー(ジェイク・ギレンホール)は、タリバンの武器庫を探す部隊を率いていたが、その任務は難航を極めていた。そんな中、「反抗的だが優秀なのは間違いない」と評判のアフガニスタン人通訳のアーメッド(ダール・サリム)を紹介され、面接の末、雇い入れることにする。

アーメッドを帯同させたキンリーの部隊はタリバンの爆発物製造工場の場所を突き止めるが、タリバン側から大量の兵士を送り込まれ、キンリーとアーメッド以外は全員、凶弾に倒れてしまう。

キンリー自身も瀕死の重傷を負ったが、アーメッドが救出し、時には手製の担架で、またある時は手押し車で、野を越え山を越え、100キロにも及ぶ道のりを手負いのキンリーを米軍基地まで運んだのだ。キンリーはそのまま4週間にも渡り眠り続ける。さらにその3週間後に、ロサンゼルスの家族のものへ帰還を果たす。

キンリーは名誉除隊し、勲章も用意される。しかし、彼の頭にあったのは、礼も言えずに別れることとなったアーメッドとその家族の消息だ。

そして、アーメッドの弟を通じて、アーメッドがタリバンに命を狙われ、賞金首となっていることが分かる。

焦るキンリー。1秒でも早く米国行きのビザを取ろうと移民局に掛け合うが、なかなか話が前に進まない。

自分を助けたため、その命が危機にさらされているアーメッドを救うため、デクラン・オブラディ軍曹(アレクサンダー・ルドウィグ)の声に背き、キンリーは再びアフガニスタンの地を踏む。

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