6.現代の不安と向き合わせてくれる
山崎貴は、朝日新聞出版のニュースサイトAERA dot.(アエラドット)インタビューにて、映画『ゴジラ-1.0』の製作途中に、COVID-19のパンデミックにインスパイアされたと語っている。
第二次世界大戦末期の日本を襲った不安と恐怖、そして現在進行中の世界的大流行のパンデミックの最中に蔓延していた世界的な不安は、確かに共通する部分も多いかもしれない。
現地メディアi09のライターであるジェイムズ・ウィットブルック。彼は本作について「政治的寓意を観客に明確かつ明白にするために、時代設定を見事に利用している」と語っている。
映画『ゴジラ-1.0』は、2023年の今、観られるべき作品なのだ。
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