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韓国BLの歴史を塗り替える傑作…その魅力とは? 映画『セマンティックエラー・ザ・ムービー 前編』徹底考察&評価レビュー

text by 藤崎萌恵

秀才で完璧主義者のチュ・サンウと自由奔放なイケメンのチャン・ジェヨン。全てが正反対な2人の予測不能な恋を描く映画『セマンティックエラー・ザ・ムービー』【前編】が2024年1月12日【後編】が同年1月26日より公開される。今回は【前編】のレビューをお届け!(文・藤崎萌恵)<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

様々なメディアで展開される“セマエラ”

セマンティックエラー・ザ・ムービー
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原作はJ.Sooriによる小説『セマンティックエラー』で、韓国電子書籍プラットフォームRIDIBOOKSで2018年BL大賞を受賞。日本語翻訳版がすばる舎より刊行されている。

韓国動画配信サービスWATCHAで実写オリジナルドラマが制作され、2022年2月の配信初日からTOPランキングで1位に輝き高評価を獲得。社会現象を巻き起こし、韓国BLの歴史を塗り替えた “セマエラ”が遂に劇場公開を果たした。

韓国のみならず中国、台湾、日本などでも熱狂的なファンに愛される“セマエラ”は、実写ドラマのほか、短編アニメ、ウェブコミック、オーディオドラマなど様々なメディアミックスを展開している。

同時上映の短編アニメ・シリーズは全4話のオムニバス形式(前編で1話~3話、後編で4話が上映)。サンウとジェヨンのドキドキと甘さ溢れる恋模様が描かれ、実写版と併せてこちらも反響が大きい。

本稿では、そんな“セマエラ”の世界観や見どころを解説。一大シンドロームを巻き起こした人気作の魅力を紐解いていく。

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