映画『ソーシャル・ネットワーク』【ネタバレあり】あらすじ
「The Facebook」は、エドゥアルドが所属する秘密結社「フェニックスーSK・クラブ」で話題になり、あっという間に人口に膾炙。女子たちの注目の的となったマークは、「The Facebook」を学外にも開放するべく、システムを拡張する。
一方、この騒ぎをよく思わない人物がいた。「ハーバード・コネクション」の発案者であるウィンクルボス兄弟だ。2人は、アイデア盗用でマークを訴えようとするが、「ハーバードの紳士は訴えない」という思想から一旦踏みとどまる。
さて、その頃、アメリカの西海岸では、Napsterの創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)が、行きずりの女子大生とベッドで朝を迎えていた。起き抜けに「The Facebook」を見て興味を抱いたショーンは、サイトを通じてマークたちにコンタクトを取る。
マークとエドゥアルドは、スポンサー目当てにショーンと面会するが、商談の場はショーンの独壇場になる。自分の考えをまくし立てるショーンに、マークは魅了されていたが、エドゥアルドは疑念を抱く。また、この頃のエドゥアルドは、自分をないがしろにするショーンにも、次第に疑念を抱くようになっていた。
その後、「The Facebook」はショーンの意見を参考に「Facebook」に改名。拠点をカリフォルニア州のパロアルトに移転することになる。そして、マークとエドゥアルドは二手に分かれ、マークはサイトの改良作業を、エドゥアルドはニューヨークでスポンサー探しを始める。
その間、ショーンはマークの家に転がり込み、新たな投資会社との契約を成立させ、業務を勝手に拡大させる。そこに戻ってきたエドゥアルドは、自分が資金を提供したにも関わらず、勝手に話を進めていたことでマークに激怒。会社の銀行口座を凍結させる。
一方その頃、イギリスのボートレース大会に参加していたウィンクルボス兄弟は、「Facebook」が巨大化している事実を知り、マーク相手の訴訟を決意。また、エドゥアルドも、30%以上あった「Facebook」の持ち株が紙くず同然になり、CFOを降ろされたことから、訴訟を決意する。
時を経て、「Facebook」創立メンバーが一堂に会する。この中で、学生時代と様変わりしていたのは、マークだけだった。この場で弁護士から「あなたにとってはスピード違反の金額と変わらない」と示談を勧められたマークは、結局2つの訴訟を示談で決着をつける。
その後。マークは、ノートパソコンで「Facebook」を開き、別れた元恋人のエリカに友達申請を行う。ここで、物語は幕を閉じる。
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