Netflixを代表するオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス』最終シーズン。2024年の夏に公開予定だが、撮影に遅れが生じている。そこから推測される考察に、時空を超えるタイムスリップ説が浮上。今回はScreen Rantに基づき、内容の詳細を確認しながら、その説を深掘りしていく。

なぜタイムスリップ説が濃厚に！？撮影が遅れることで深まる説

Netflixで人気を誇る名作ドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。最終シーズンであるシーズン5の製作が遅れている中、このシーズンのストーリーの予測として、ある説がファンの間で浮上し、話題となっている。それがタイムスリップ説だ。今回はScreen Rantに基づき、『ストレンジャー・シングス』シーズン5の詳細内容を確認していく。

全8話で構成される『ストレンジャー・シングス』最終シーズン5は、2024年夏に公開の予定だ。しかし、ハリウッドで巻き起こるWGA(全米脚本家組合)ストライキの影響を、大きく受けているともあり、公開予定日通りに、実際に配信が行われるかどうかは、未だ疑問である。

ダファー兄弟は元々、『ストレンジャー・シングス』シーズン4、5を、連続で撮影することを希望していた。しかしそれは、実現不可能となってしまった。さらに現在、全米脚本家組合、俳優組合は、より良い労働条件や権利のために、闘う姿勢を以前より固めている。

また、時が経つにつれ、『ストレンジャー・シングス』に登場する俳優陣と、登場キャラクターの間に生まれてしまう年齢の差は、問題となっている。特に、イレブン、マイク、ウィル、ルーカス、ダスティン、マックスといった、作品内で登場する、比較的年齢の若いキャラクター達は、シーズン4の終わりに、14歳、15歳程の年齢となっている。しかし、これらのキャラを演じる俳優たちの実年齢は、10代後半から20代前半という年齢に達している。

本作の舞台となった町、ホーキンスの時代設定は、シーズン1では1983年11月。シーズン2では1984年の10月下旬〜11月上旬。シーズン3では、1985年の7月に設定された。現在配信中の最新シーズン、シーズン4では、1986年の春にまで年月が流れている。

現実の世界でシーズン1の配信が開始されたのは、2016年7月15日だ。シーズン2は、2017年10月27日。シーズン3は、2019年7月4日。そしてシーズン4は、2022年5月27日に配信された。つまり、ドラマの世界では、シーズン1からシーズン4までに、3年の年月が経過しているが、現実では6年の年月が経過しているのだ。よって、視聴する側に対し、視覚的な違和感を生み出してしまう可能性があるのだ。

この問題の解決策も踏まえて、ロス・ダファーは、シーズン5の内容は、タイムスリップ的要素を入れると、冗談混じりに語っていたことがある。登場キャラ達が、過去にタイムスリップすることで、時代設定と、現実の役者の成長速度の間に生まれてしまう違和感を、相殺することが可能になるからだ。

現在、ストライキの影響を受け、撮影、公開が遅延している本作は、さらに時代設定と、現実世界の誤差が生まれる。そのため、このタイムスリップ説は、有益なエンディングになり得るとして、ますます可能性が高まっている説となっている。

俳優たちが演じる、登場キャラが未来にタイムスリップすることによって、彼らがより成熟した見た目に成長していても、違和感なく視聴することができるのだ。

また、『ストレンジャー・シングス』シーズン4のエンディングで明らかになったもうひとつの重要な点は、人気のキャラクター、マックスの運命だ。ヴェクナに狙われたマックスは、シーズン終了時に、昏睡状態に陥った。シーズン5でタイムスリップが使用されると、マックスを傍観者にしておくことを回避できる可能性も浮上する。

シーズン5のタイムスリップ説は確実ではないが、その可能性はどうやら高そうだ。

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