社会現象ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2020)のパク・ウンビン主演!
主人公の前向きな姿に勇気をもらえる人生の応援歌のようなドラマ
『無人島のディーバ』
【作品内容】
2007年の夏、全羅道の小さな島。暴力を振るう父親から逃れたいと願う中学生のソ・モクハ(パク・ウンビン)は、同級生チョン・ギホ(ムン・ウジン)の力を借りて島からの脱出を試みる。
しかし船に乗ったところを父親に見つかってしまい、追い詰められたモクハは海に飛び込み、無人島に流れ着く。15年後、テレビ局記者のカン・ウハクが飛ばしたドローンがモクハを発見する。一躍時の人となったモクハは、ずっと大好きだった歌手ユン・ランジュ(キム・ヒョジン)が出演する祭り会場へ。ひょんなことから舞台袖でランジュの歌の代役を務めることになり……。
【注目ポイント】
歌手志望だった中学生のモクハはギホに撮影してもらったMVをランジュの事務所に送っており、島を出た後はソウルで彼女のマネージャーと会うはずだった。
モクハは15年越しにランジュと感動の対面を果たすが、彼女は声帯結節でかつてのようには歌えなくなっており、ファンも離れすっかり落ちぶれていた。だがモクハにとってランジュは永遠の憧れ。彼女の再起を必死に応援する。
一方のランジュは、31歳という遅いスタートながら歌手になる夢を諦めないモクハを励まし、背中を押す。ランジュとモクハの“推しとファンの絆”が胸アツだ。
夢を追うモクハにはもう一人心強い味方が。モクハを発見したウハクの弟ボゴルだ。テレビ局の音楽番組PDとして働くボゴルは当初、モクハを突き放すような態度を取るが、その裏ではいつも先回りして彼女を助けていた。モクハがいつまでもランジュの代役に甘んじることがないように取り計らったのも彼だ。
やがて明らかになるのは、ボゴルがモクハに献身的に尽くす理由や、彼の家族にまつわる秘密。これも本作の重要なポイントになっている。
ちなみにこのボゴルを演じているのは注目俳優のチェ・ジョンヒョプ。2023年1月23日スタートのTBSドラマ『Eye Love You』では二階堂ふみと共演しており、今後日本での人気も上昇しそうだ。
そして何と言っても注目すべきは、ソ・モクハを演じたパク・ウンビンの歌唱力。6カ月に及ぶ歌のトレーニングを受けて撮影に臨んだといい、歌手顔負けの歌の実力を披露している。中でも終盤に歌い上げる「Fly Away」は圧巻だ。
モクハの前向きな生き方と同様、パク・ウンビンの力強い歌声からも勇気をもらえるだろう。