【注目ポイント④】
息もつかせぬ衝撃のラスト
女手一つで育て上げた息子オナムを死に追いやったモミに対するキョンジャの憎悪の念はすさまじい。オナムが行方不明になった後、息子のPCを開いて消息をつかもうとするキョンジャ。キーボードを打ったこともなかった彼女はPC教室に通ってマスクガールについて調べ上げ、モミにたどりつく。そしてオナムが遺体で発見されると復讐の鬼と化し、ライフルを手に執ようにモミを追い始める。
一方、ショーガールとして働き始めたモミはオナムの子を宿していた。「どんなにブスでも、かわいいと言うわ」と出産前にチュネに語っていたモミ。ミモ(美貌)と名付けた赤ん坊を実家の母に預けたモミはその後自首し、無期懲役の判決を受けて服役する。
ミモが中学生になった頃、獄中のモミに1通の手紙が届く。そこには「我が子の破滅をお前も味わえ」という文字が。これを目にした瞬間、モミの母性が発動。周到に準備して脱獄を決行し、ミモを監禁していたキョンジャのもとへと向かう。
オナムの子だとも知らず、モミを苦しませるためだけにミモの命を奪おうとするキョンジャ。実母に預けて以来、一度も会っていなかった娘ミモを救うために命がけで救出に向かうモミ。
不本意な妊娠で授かった娘を守ろうとするモミの行動には正直驚かされるが、子を思う母親同士の鬼気迫る対決は本作のハイライト。一体どんな結末を迎えるのか。