スピルバーグ×コープ。初代『ジュラシック・パーク』の黄金コンビが復活
しかし、最新作の『ジュラシック・ワールド4』の脚本を担当するのは、『ジュラシック・パーク』と、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』を手がけた脚本家デヴィッド・コープだ(製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグが続投)。初期作品の制作に携わったベテラン脚本家の復活は、ファンにとってはこの上ない知らせだろう。
加えて、同シリーズを熟知したコープなら、今までの内容を一新させるような作品を制作してくれるかもしれない。
コープが手掛けた初期の2作品は本シリーズの土台となったが、その後の続編はどれも、初期の冒険映画の興奮を再現できていない。一方、コープが脚本をつとめる『ジュラシック・ワールド4』では、初期の2作品に登場したキャラクターを再登場させることができる。
それだけではない。コープは、駄作の烙印を押されてしまった『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)と、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)の脚本を手掛けている。つまり『ジュラシック・ワールド4』は、コープにとってこれまでの失敗を挽回する貴重なチャンスなのだ。それだけに、彼にとっても力が入る仕事であるのは間違いないだろう。
『ジュラシック・ワールド4』は2025年7月2日に全米公開予定。日本での公開を心待ちにしたい。
【関連記事】
スティーブン・スピルバーグによる驚異の演出術とは? 映画『ジョーズ』、サスペンスを盛り上げるための色使いに注目
「キャラクターが良い」スティーヴン・スピルバーグが映画『ゴジラ-1.0』を大絶賛した理由とは? 山崎貴監督のコメント紹介
最高のラストシーンとは? 映画『フェイブルマンズ』を忖度なしガチレビュー 《あらすじ 考察 解説 評価》
1 2