『8 Mile』出演で培われた
エミネムとファイファーの熱い友情
ファイファーは、当初、映画『8 Mile』の出演を断ろうとしていたことを明かし、その理由を説明した。
「オファーを受けた時は、ちょうど『ER緊急救命室』にグレゴリー・プラット役で出演していたんだけど、僕はこの役が大のお気に入りでね。正直エミネムのいるデトロイトに行くように言われた時は、内心『このまま医師を演じさせてくれ』って思ったんだ。しかも、ちょうど同時多発テロが起きた頃で、飛行機を使うなんてとんでもない話だったからね」
「でも、『L.A.コンフィデンシャル』や、『ワンダー・ボーイズ』(2000)を手掛けていたカーティス・ハンソンを尊敬していたし、脚本も素晴らしかった。しかも、『ER 緊急救命室』側からも、数カ月待つと言われたんだ。だから、結局エミネムに会いにデトロイトに飛んだよ。もう少しでオファーを断るところだったなんて、今となっては信じられないよね」
また、ファイファーはエミネムについてはこうコメントしている。
「僕たちは、仕事でもプライベートでも、本当に良き友達になったよ。しかも彼、僕の名前を曲に入れてくれたんだ。別に僕が頼んだわけではないんだけど、ある日突然、『君の名前を曲に入れたよ』ってね。そしたら、その曲がオスカーを受賞したんだ! オスカーを受賞した曲に僕の名前が入ってるなんて、こんな光栄なことないよね」
実はエミネム、アメリカの人気ラッパーの50セントとタッグを組み、本作の現代版ドラマシリーズ『8 Mile』の制作を行っているという。
50セントことカーティス・ジェームズ・ジャクソン3世は「『8 Mile』をテレビに持ち込む」と発言し、既にその企画は「動き出してる」と認めている。また、内容は、彼の反応から察するに、B・ラビットの若き日の物語が描かれる可能性が高い。
ドラマの公開日は未定だが、ヒップホップ好きにはたまらない作品になることは間違いないだろう。
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