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受賞を逃してブチギレ…。アカデミー賞史上最高の名勝負(1)。人気低迷に離婚…どうしても受賞したかったけど!

text by 編集部

映画はショービジネスである以上、出演する俳優陣も、失望や落胆、歓喜などの感情を隠すことに長けているはずではあるが、時に本音が漏れることもある。今回は、彼らのアカデミー賞受賞の裏に見える、本音の部分を知るために、アカデミー賞史上に残る名勝負をピックアップし、雌雄が決した瞬間のリアクションにフォーカス。英Independentの記事を参考に紹介していく。今回は第1回。

●最後のチャンスで受賞を逃す…。相手を称えるフェアプレー精神に感動

バート・レイノルズVSロビン・ウィリアムズ

左バート・レイノルズ(1997年)、右ロビン・ウィリアムズ(1997年)【Getty Images】

【1997年第70回アカデミー賞/助演男優賞】
勝者:ロビン・ウィリアムズ(『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』)
敗者:バート・レイノルズ(『ブギーナイツ』)

この時、人気低迷や、離婚など数々の問題と向き合っていた俳優バート・レイノルズ。どうしても獲りたかったであろう助演男優賞だったと予測できるが、惜しくも名前は呼ばれず…。勝負の軍配は、ガス・ヴァン・サント監督の名作で、心優しい心理学の講師を見事に演じ切ったロビン・ウィリアムズに上がった。

ウィリアムズの名が呼ばれ、会場が拍手で包まれる中、一瞬下を見て、口を尖らせ、悔しそうにしながら、それでもゆっくりと拍手するレイノルズの姿は可愛らしく、アカデミー賞の長い歴史において最も印象的なリアクションとして、多くの映画ファンから記憶されている。

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