黒歴史確定!? ミュージシャンの演技が堪能できる映画(4)。お色気シーンあり!? 19歳の尋常でない可愛さ全開
才能あふれるミュージシャン。中には本業以外のジャンルに進出し、活躍する者もいれば、「よせばよかったのに」と叩かれる者もいる…。今回は大物ミュージシャンの演技が堪能できる映画作品を5本ピックアップ。ステージでは無類の存在感を放つカリスマ歌手の、意外な一面が楽しめる作品ばかりを揃えた。今回は第4回。(文・ZAKKY)
●お宝シーンもあり!? 沖縄の歌姫がラブコメ映画に!
安室奈美恵
『That’sカンニング! 史上最大の作戦?』(1996)
上映時間:99分
製作国:日本
監督:菅原浩志
脚本:斉藤ひろし
キャスト:山口達也、安室奈美恵、升毅、荒木定虎、山本太郎、麿赤兒、松尾貴史、白島靖代、中村嘉葎雄、由利徹
【作品内容】
かつて『ぼくたちの映画シリーズ’96』として公開され、4.5億円の興行収入を記録した。架空の学校・日本理科大学に通う大学生達が学生寮「シグマハウス」の生き残りを懸けて、悪徳大学教授を相手に試験で様々な方法でカンニングしていく青春ラブコメディ。『ぼくらの七日間戦争』(1988)を手がけた菅原浩志が監督を務めている。
【注目ポイント】
2018年9月をもって引退した、日本が誇る歌姫・安室奈美恵の、最初で最後の主演映画。そんな宣伝文句からは、さぞかし重厚な内容が描かれているのではないかと期待をかきたてられるが、そんな期待に反して、本作はごくごくシンプルなコメディー映画である。したがって、鑑賞前に構える必要は何もなし(そもそもゆるいパッケージビジュアルを見た時点で構える人などいないだろうが…)。
しかも、安室奈美恵の入浴シーンというお宝映像も貴重であるが、その後、とあるキャラがその残り湯を飲み干すシーンは、観ていて普通に気持ち悪い。
ただし、上記のような醜悪な描写も含め、テンポ良く展開されるため、比較的良質なコメディであるのは間違いないだろう。必要のない爆発シーンが妙に迫力があるところも、なんだかくだらなくて笑える。
さらに、当時若干19歳の安室奈美恵の可愛らしさと言ったら、尋常ではない。彼女の姿を拝むだけでも、一見の価値ありだ。そして、彼女の代表曲の一つであるエンディング・テーマ『SWEET 19 BLUES』は、今の若者が聴いても、心に刺さるのではないだろうか。
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