史上最低のアカデミー賞司会者は…? 世界ドン引きのダメMC(3)。恐怖の最悪ダンス…空気をぶち壊したバラバラの動き
text by 編集部
いよいよ3月12日(現地時間)に、第95回アカデミー賞の授賞式が行われる。今年はベテラン司会者、ジミー・キルメンが司会を務めることが映画芸術科学アカデミーによって発表された。そこで今回は、過去にアカデミー賞の司会を務めた人物のうち、不幸にも世間から低い評価を与えられてしまった司会者たちをご紹介する。今回は第3回。
●ぎこちないダンスが物議を醸す…。豪華タレント4名が個性を消し合う展開に
ウォルター・マッソー&ライザ・ミネリ&ダドリー・ムーア&リチャード・プライヤー
1983年、4年連続の司会者ジョニー・カーソンから一転し、マッソー、ミネリ、ムーア、プライヤーの不思議な組み合わせの司会者たちがこの役を担った。ウォルター・マッソーは、『恋人よ帰れ!わが胸に』(1966)でアカデミー最優秀助演男優賞を受賞した名優であり、ライザ・ミネリは、女優のジュディ・ガーランドを母に持つ二世女優。また、ダドリー・ムーアはイギリス出身の俳優で、1970年代後半からはハリウッドを主戦場にして活躍。リチャード・プライヤーは、エディ・マーフィやクリス・ロックなどに影響を与えたことで知られる、アフリカ系アメリカ人コメディアンの元祖とも呼べる存在だ。
個性豊かな4人の司会者が一列に並び、オープニングの曲に合わせて踊り揺れ動く姿は、長い歴史を誇るアカデミー賞授賞式のパフォーマンスにおいて最もぎこちないものとして有名だ。
ライザ・ミネリは、舞台裏で「リチャード、ダドリー、ウォルターはまだリハーサル中なんだ」とジョークを飛ばして、その場の調和を保とうとしたが、このぎこちないバラバラな動きが、アカデミー賞の雰囲気を壊してしまったと低評価を受けている。
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