「エロで過激で面白い!」21世紀最高のR指定コメディ映画(5)バカバカしいけど傑作! 最高品質のノワール
text by 編集部
コメディ映画は、大人から子供まで幅広い年齢層が楽しめる点が魅力だ。しかしながら近年、大人が楽しむR指定コメディ作品の人気が高まっている。今回は米メディア『collider』を参考に、そんな大人のための「R指定コメディー映画」の中から、今世紀に入って作られた傑作を10本厳選してご紹介。下ネタ好き必見のラインナップをお届けする。
ラッセル・クロウ×ライアン・ゴズリング
異色のネオノワール・コメディ
『ナイス・ガイズ!』(2016)
製作国:アメリカ合衆国
監督:シェーン・ブラック
脚本:シェーン・ブラックアンソニー・バガロッツィ
キャスト:ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング、アンガーリー・ライス、マット・ボマー
【作品内容】
人気俳優ライアン・ゴズリング、ラッセル・クロウが主演を務める、暗く不吉で、陰影のあるルックス、大胆なスタイルが特徴のネオノワール・コメディ作品。
本作は、1977年のロサンゼルスを舞台に、酒に溺れるシングルファーザーで、ドジな探偵ホランド・マーチが、残忍で腕っぷしの強い示談屋ジャクソン・ヒーリーと共に、若い女性の失踪事件を捜査する展開が繰り広げられる。
【注目ポイント】
バカバカしくポップで笑えるシーンが多いが、ストーリーは驚くほど巧みな構成で、主演の2人の一見変わったタッグが織りなす呼吸が絶妙で、エッジの効いたコメディ作品として人気を博している。
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングのオジさん2人による痛快なやり取りに加え、ゴズリング演じるホランドの娘(13歳)がそこに絡み、絶妙なアンサンブルを見せる。また、舞台である1977年のロサンゼルスの雰囲気も素晴らしく、見どころは盛り沢山だ。
ブラックユーモアに溢れ、21世紀最高のノワールコメディ作品として、何度見直しても面白い作品となっている。
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