サウナブームの立役者・サウナーヨモギダが選ぶ珠玉の映画(1)。「オープニングは衝撃的。変な恰好をした男たちが…」

text by ZAKKY

各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた映画」をセレクトしてもらい、その魅力を語っていただくインタビュー企画。今回登場するのは、昨今のサウナブームの陰の立役者として暗躍してきた、サウナーヨモギダさん。映画にも造詣の深い氏に至極の作品5本をサウナのある銭湯にて、語っていただきました!(文:ZAKKY)

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日本の武士道に通じるフィンランド人の価値観に触れる
異色のサウナドキュメンタリー

『サウナのあるところ』(2010)

写真:Wakaco

―――まず、ヨモギダさんならではのセレクトが光る映画が飛び出しました。

「配給会社から試写会とトークショーに呼ばれたから観に行った映画なのですが、思いのほか面白かったので、挙げさせていただきました。

サウナの本場・フィンランドの作品なのですが、サウナの良さにフォーカスするのではなく、人間を描いているところに惹かれました。フィンランドは国民の幸せ度が高い国としても知られていますが、離婚率も高いんです。そんな国民たちの日常と会話をサウナを舞台として描いており、サウナの良さうんぬんを紹介している映画ではないんですね」

―――興味深いです。

「フィンランドには日本で言うところの武士道的な『sisu』という思想があるんです。この映画では、日々、辛いけど頑張って生きている彼らの生き様が、サウナという当たり前の場所において語られていて、共感できる日本人は多いはずです」

―――特に印象的なシーンはありますか?

「オープニングシーンは衝撃的でしたね。変な恰好をした男たちが、ビフィタ(白樺の葉をブーケ状に束ねたもので、直接肌を叩くことによって発汗や血行を促すサウナ用具)でお互いを叩き合っていて、フィンランド人のサウナ生活って何て自由ななんだと思い知らされました。とにかく、昨今の日本におけるサウナブームとはまったく切り離して観られる映画としても、面白いと思います」

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●取材協力
松の湯

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