映画史上最も恐ろしい悪役は…? 歴史に残るダークヒーロー(1)。女装して…映画史に残るトラウマ殺人シーン
物語には欠かせない存在と言えば悪役。主人公と対抗的なキャラクターという要素だけでなく、不気味で魅力溢れる姿は多くの観客を虜にする。そんな銀幕で輝き続ける映画史に残る悪役が活躍する作品を紹介。今回は米colliderを参考に、歴代映画悪役5選を紹介。
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映画史に残るトラウマ殺人シーン
ノーマン・ベイツ『サイコ』(1960年)
製作国:アメリカ合衆国
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ジョセフ・ステファノ
キャスト:アンソニー・パーキンス、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン、マーティン・バルサム
【作品内容】
アリゾナ州の不動産屋で働くマリオン(ジャネット・リー)は、恋人であるサム(ジョン・ギャヴィン)との結婚を控えている。結婚資金が必要なマリオンは、客の金を持ち逃げし、恋人が待つカリフォルニアに車を走らせる。
その日の夜。マリオンは一休みしようと思い立ち、モーテルを訪れる。そこで宿を切り盛りするとある青年と出会う…。
【注目ポイント】
サスペンスの神様ことアルフレッド・ヒッチコック監督の映画作品には、優れた悪役が数多く登場する。その中でも、最も有名なのは、ヒッチコックの代表作『サイコ』(1960年)に登場する、モーテルのオーナーであり、稀代の殺人鬼ノーマン・ベイツだ。
ノーマン・ベイツの真実の姿。そして、彼が女装して行う残忍な行為が、観客に意外性を与え、恐怖を生み出す。特に、シャワーを浴びる主人公を女装したノーマンが、ナイフで何度も刺すシーンを観て、トラウマを植え付けられた人も多いはず。
このシャワーシーンは、公開当時から話題を集め、後世の映画作家たちはこぞってパロディ化した。その過激な描写と、サスペンスフルな演出は、本作の注目すべきポイントとなっている。また、ノーマン・ベイツを演じた、俳優アンソニー・パーキンスが、その表情や声などで、彼の独特な雰囲気を持つキャラクターに深みを与え、作品全体に恐怖感や不気味さを与えている点も見逃せない。
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