名作ぶち壊しで大失敗…史上最低の期待外れ続編映画(1)主役があっさり死んだ…最悪展開で世界が激怒のA級戦犯
長い年月をかけて続編が生み出され続ける人気映画シリーズ。しかしそれらは時に、前作の世界観ぶち壊しのストーリー展開で、ファンやスタッフ、キャストの期待まで裏切ってしまうことがある。今回は、ホラー、アクション、SFなど多岐にわたるジャンルから、期せずしてシリーズ最低の仕上がりとなってしまった作品たちをご紹介する。
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まさかの主役死亡で酷評の嵐となった8作目
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)
上映時間:152分
原題:STAR WARS: THE LAST JEDI
製作国:アメリカ
監督:ライアン・ジョンソン
脚本:ライアン・ジョンソン
キャスト:マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、デイジー・リドリー、オスカー・アイザック、アンディ・サーキス、ドーナル・グリーソン、ベニチオ・デル・トロ、グェンドリン・クリスティー
【作品内容】
劇場公開された映画『スター・ウォーズ』全9部作は「スカイウォーカー・サーガ」と呼ばれ、その8作目にあたるのが2017年に公開された『最後のジェダイ』。
『LOOPER/ルーパー』で注目されたライアン・ジョンソンが監督・脚本を務めた。壮大な物語は佳境を迎えており、レイア・オーガナ率いる新共和国軍と、悪のファースト・オーダーとの闘いが激化。
そして伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの行く末が描かれる。
【注目ポイント】
伝説的な旧三部作、そして『エピソード I – ファントム メナス 』(1999 年)から始まるプリクエル3部作と人気と世界観を拡大させてきた『スター・ウォーズ』が、ついにシークエル3部作を制作すると発表。
期待と不安が吹き荒れるなか公開された7作目『フォースの覚醒』は、初代『スターウォーズ』の主役であるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)や、不動の人気キャラ・ハン・ソロ(ハリソン・フォード)をはじめ、旧作キャストが電撃復帰。かつて旧三部作に夢中になった年配層のノスタルジーを刺激し、大ヒットとなった。
その熱気を受ける形で期待された8作目『最後のジェダイ』だが、物語もキャラクターも迷走、真の主役であるルークを死なせてしまうなど、せっかくの展開や伏線をことごとく無視。
ファンや批評家から酷評されただけでなく、キャストやスタッフからも批判が相次いだ。おかげで、シリーズの集大成になるはずの次作『スカイウォーカーの夜明け』は、軌道修正に精一杯でグダグダに…。
超巨大なフランチャイズをたった1本で貶めたという映画史上稀にみるA級戦犯のような作品といえる。
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