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名作ぶち壊しで大失敗…史上最低の期待外れ続編映画(3)つまらなすぎる…最後も意味不明な展開で酷評の嵐

text by 編集部

長い年月をかけて続編が生み出され続ける人気映画シリーズ。しかしそれらは時に、前作の世界観ぶち壊しのストーリー展開で、ファンやスタッフ、キャストの期待まで裏切ってしまうことがある。今回は、ホラー、アクション、SFなど多岐にわたるジャンルから、期せずしてシリーズ最低の仕上がりとなってしまった作品たちをご紹介する。

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微妙に盛り上がらなかったボクシング映画

『ロッキー5/最後のドラマ』(1990)

シルヴェスター・スタローン
シルヴェスタースタローンGetty Images

上映時間:105分
原題:Rocky V
製作国:アメリカ
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
脚本:シルヴェスター・スタローン
キャスト:シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、セイジ・スタローン、トミー・モリソン、バート・ヤング、バージェス・メレディス、リチャード・ガント、ジェームズ・ガンビナ、トニー・バートン、デリア・シェパード

【作品内容】

ボクシング・ドラマの金字塔『ロッキー』シリーズの第5作。

劇場公開時は完結編と謳われ、邦題に『最後のドラマ』というサブタイトルがついていたが、2006年に『ロッキー・ザ・ファイナル』が制作されたため、配信などでは『ロッキー5』となっている。

パンチドランカー症状が出たため現役を引退したロッキーはトレーナーとなり、新人ボクサーのトミーを育てるが、実の息子との確執やボクシング界の陰謀に巻き込まれていく。

【注目ポイント】

東西冷戦ギミックと80年代MTV風な映像で大ヒットするも、批評家からは酷評された『ロッキー4』から、5年ぶりに製作された完結編。監督に第1作目のジョン・G・アヴィルドセンを起用、原点回帰を計った。

引退したロッキーはトレーナーとなり、新人のトミーというボクサーを育てるが、息子のロッキーJrは構ってくれない親父に反抗。

やがてトミーはチャンピオンとなり、ロッキーに対戦要求。しかし、ロッキーは引退しているため、最後は酒場のケンカで決着と、微妙に盛り上がらないドラマが展開。

この16年後に製作された『ロッキー・ザ・ファイナル』が完結編としての理想形なら、本作はまさに悪い見本であり、むしろ反面教師として語り継いでいくべき1本だ。

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