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これは許せない…日本アニメの海外実写版、世紀の失敗作(2)悪夢の黒歴史…誰もが酷評して当然の理由とは…?

text by 編集部

世界中で人気を誇る日本のマンガやアニメは、これまでハリウッドを中心に世界中で映画化されてきた。しかし、中には目も当てられないような出来の作品も数多く存在する。今回は、そんな作品の中からいわくつきの5本をセレクト。映画の内容と改変ポイントを詳しく解説する。(文・編集部)

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大胆な改変が仇に…。原作ファンがそっぽを向いた残念な一本

Netflix版『DEATH NOTE -デスノート-』(2017)

ライトターナー役のナット・ウルフ【Getty Images】
ライトターナー役のナットウルフGetty Images

上映時間:101分
監督:アダム・ウィンガード
脚本:チャーリー・パルラパニデス、ヴラス・パルラパニデス、ジェレミー・スレイター
原作:大場つぐみ、小畑健
キャスト:ナット・ウルフ、マーガレット・クアリー、ラキース・スタンフィールド、ポール・ナカウチ、シェー・ウィガム、ウィレム・デフォー

【作品内容】

舞台はアメリカ合衆国シアトル。高校生のライト・ターナーは、頭が良かったが、学内では宿題代行で小銭を稼ぐようなうだつの上がらない日々を送っていた。

そんなある日、彼のもとに一冊のノートが降ってくる。それは、名前を書かれた者がみんな死んでしまう「デスノート」だった。正義感が強いターナーは、早速このノートで悪人たちを片っ端から葬り去り、世界の改革を企てる。しかし、そんな彼の前にある日、謎の探偵が現れて…。

【注目ポイント】

2007年のストリーミングサービスの開始以来、ヒット作を連発してきたNetflixだが、意外なことにアニメ映画の実写化は『ONE PIECE ワンピース』(2023)をのぞき、ほとんどコケている。

『DEATH NOTE -デスノート-』といえば、周知のとおり、藤原竜也主演ですでに一度実写化されている。こちらは興行面、批評面ともに大成功。海外実写版にも期待が寄せられていたのだったが…。

監督は『ゴジラvsコング』で知られるアダム・ウィンガード。『サプライズ』(2011)や『ブレアウィッチ』(2016)でのホラー映画制作の手腕が買われ、監督に抜擢された形だ。

しかし、主人公が天才ではなく、うだつの上がらない高校生だったり主人公の恋愛要素がプラスされていたりと、原作とは大きく設定が異なっていることが問題視され、映画批評家サイト「ロッテン・トマト」の評論家の点数は42%と平均以下、一般視聴者の評価は25%と散々な結果に終わってしまった。

なお、脚本家の1人、ヴラス・パルラパニデスによれば、「原作とは違うことがしたかった」とのこと。どうやらクリエイターたちのチャレンジ精神が仇となってしまったようだ。

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