映画「家族ゲーム」衝撃すぎるラスト…!愛の鉄拳? なぜ家庭教師は”あの行動”に出たのか?<あらすじ 考察 レビュー>
text by 編集部
映画「家族ゲーム」をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! 森田芳光監督による衝撃作の評価、採点、レビュー。松田優作、宮川一朗太、伊丹十三、由紀さおり、辻田順一ら出演。この映画の真の魅力、そしてその結末とは?
家族ゲーム あらすじ
中学3年生の沼田茂之(宮川一朗太)は、テストの成績が悪く、志望校への進学は絶望的な状況だ。茂之の兄・慎一(辻田順一)は学区内トップの「西武高校」に通っており、父の孝助(伊丹十三)、母の千賀子(由紀さおり)は、茂之にも慎一と同じコースを歩んでほしいと願っている。
孝助は息子の学力を上げるため、大学生の吉本勝(松田優作)を家庭教師に雇う。三流大学に通う吉本は、7回も留年しており、年齢は二十代半ば。孝助は吉本を車に呼び出し、茂之の成績がアップするたびに、ボーナスとしてプラス1万円を支払うと約束する。吉本は授業を終えてもすぐに帰らず、沼田家と夕食を共にするのが習慣となるのだった。