映画「ウルトラミラクルラブストーリー」 脳みそを破壊‼ 史上かつてない型破りな恋愛映画<あらすじ レビュー 考察>
text by 編集部
映画「ウルトラミラクルラブストーリー」を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! 横浜聡子監督作品。 松山ケンイチ、麻生久美子、ARATA、ノゾエ征爾、渡辺美佐子、藤田弓子、原田芳雄ら出演。青森を舞台に奇天烈な青年と幼稚園教諭の女性による奇妙なラブストーリー。
ウルトラミラクルラブストーリーのあらすじ
舞台は青森の田舎町。農家で働く水木陽人(松山ケンイチ)は、幼稚園教諭の神泉町子(麻生久美子)に一目ぼれをする。
東京育ちの町子が青森の地にやってきたのには一風変わった理由がある。町子の元カレ・要(ARATA)は浮気相手との密会中に事故で死亡。遺体には首がなく、未だ行方不明である。彼女は要の首を探すために、かの地にやってきたのだった。
脳に障害を持つ陽人は、奇天烈な性格の持ち主であり、授業中の町子をデートに誘ったり、畑の中で愛を叫んだりするなど、積極的なアプローチを見せる。
陽人は土の中に体を埋める。そして、首だけ地上に出して町子に声をかけ、彼女を驚かせた。陽人のアプローチに困惑する町子だったが、徐々にその真っすぐで嘘のない性格に気づき、勇気づけられていく。とはいえ、彼女は未だ亡くなった元カレのことを慕っており、陽人を男として見ているわけではない…。