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主人公の目的がやばい…物語の意味と物理法則をわかりやすく解説。映画『インターステラー』考察。ブラックホールの秘密とは?

アカデミー視覚効果賞
エンパイア賞 作品賞
英国アカデミー賞 特殊視覚効果賞
放送映画批評家協会賞 SF/ホラー映画賞
エンパイア賞 監督賞(クリストファー・ノーラン)

演出:
15点
脚本:
12点
配役:
12点
映像:
18点
音響:
12点

巨匠クリストファー・ノーラン監督によるSF映画の金字塔『インターステラー』のあらすじ、ネタバレあらすじに加え、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底考察。凄すぎる映像表現とストーリーの意味を簡単に解説。多角的な視点から魅力を明らかにする。【あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー】

『インターステラー』あらすじ

『インターステラー』のキャストとスタッフ【Getty Images】
インターステラーのキャストとスタッフGetty Images

巨大砂嵐が日常的に発生する近未来。砂嵐のせいで、植物・農作物の大量枯死が地球規模で発生し、人類存続の危機に陥っていた。元NASAのテストパイロットである主人公・クーパー(マシュー・マコノヒー)は、義父と15歳の息子・トム(ティモシー・シャラメ)と10歳の娘・マーフィー(マッケンジー・フォイ)と、トウモロコシ農場を営む4人家族であった。

マーフィー(通称:マーフ)は、日常的に本棚から勝手に本が落ちる不思議な現象を、幽霊によるものだと思い込んでいたが、いつも同じ本が落ちることから、それが何者かによる重力波を使った二進数のメッセージではないかと思い、クーパーに相談する。

クーパーは、それが何かの座標を示していることを解読し、二人は秘密施設に辿り着くが、最高機密に触れたとして、クーパーは身柄を拘束されたしまう。そこでクーパーは、かつての仕事仲間であるブランド教授(マイケル・ケイン)と再会する。ブランド教授は、大昔に無くなったはずのNASAが政府により秘密裏に復活し、地球の他に人類が生きることができる惑星を探索する「※ラザロ計画」の存在を明かす。
※土星近くのワームホームにある特異点を通り抜け、別の銀河に人類の新天地を探すもの

ワームホールを通り抜けた別の銀河に、人類が移住可能な惑星があることを見込み、既に12の惑星に1名ずつ探索者が送り込まれており、その内の3名が入植が期待できると信号が送らる。クーパーは、地球で暮らしていく娘のためにも、信号を送信した3名の惑星へパイロットとして向かうプロジェクトに参加することになった。

しかし、その「ラザロ計画」に参加するにあたり、父親の帰還が何年先になるか、何十年先になるか不明であることから、マーフは激しく反対する。クーパーはマーフに「必ず戻ってくる」とだけを言い残し、喧嘩別れしたまま、家を後にする。

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