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山田孝之のクズ演技炸裂! おすすめ出演映画5選。狂気的な芝居に目が釘づけ…。サイコっぷりが堪能できる作品をセレクト

text by 編集部

気弱なオタクから凶悪な殺人鬼など振り幅の広い役をこなし、数々の名作にも多数出演している個性派俳優。どの作品でも圧倒的存在感を発揮し、山田孝之が出演していればハズレなしといっても過言ではない程。その中でも、嫌な役と分かっていてもクセになる、彼の「サイコ・クズっぷりが堪能できる作品」を5本セレクトした。

【山田孝之 プロフィール】

Getty Images

1983年生まれ。鹿児島県川内市(現・薩摩川内市)出身。中学生の時に原宿でスカウトされ芸能界入り。中学校を卒業後の1999年、『サイコメトラー EIJI2』で俳優デビューを果たす。ラブストーリーやサスペンスなど、すべてのジャンルを網羅し、変幻自在に役になりきる。近年は映画監督に挑戦するなど、活躍に幅を広げている。

あまりにクズさに同情の余地なし!
全身タトゥーの借金まみれ男を熱演

『シーサイドモーテル』(2010)

出典:amazon

監督:守屋健太郎
脚本:柿本流 守屋健太郎
キャスト
亀田雅之(インチキセールスマン):生田斗真
キャンディ(コールガール):麻生久美子
朝倉陽介(ギャンブラー):山田孝之
二宮留衣(朝倉の女):成海璃子

【作品内容】

山奥のさびれたモーテルに偶然集まったのは、様々な事情を抱えた11人。それぞれの部屋で一夜の間に急展開する。愛と金と欲のダマし合いと駆け引き、そして様々な人間模様と葛藤をコミカルに描いた一夜の物語。

岡田ユキオが描いた漫画『MOTEL』が原作。監督は『スクールデイズ』の守屋健太郎。今作品はラブストーリーやコメディ、サスペンスと多くの要素が盛り込まれている。主題歌であるシャネルズの「ランナウェイ」が雰囲気をより醸し出している。

【注目ポイント】

山田が演じるのは、借金まみれのギャンブラー・朝倉。全身タトゥーでタバコを咥える姿はワイルドではまり役という他ない。

恋人と一緒にモーテルに宿泊したところを、運悪くヤクザの取り立てに遭うが、自分だけが助かりたいがために、恋人を売ろうとするところはまさにクズ。あまりのクズっぷりに、ヤクザに拷問されるシーンでは、ファンであっても同情するどころか、思わず「もっとやれ」とヤクザ側に加担して観てしまう。

ストーリーはテンポよく展開していき、物語の終盤に起こるまさかのどんでん返しには驚かされる。今作品は4つの部屋でそれぞれ並行して物語が進んでいくが、バラバラな物語が少しずつ繋がっていく構成となっている。

ヤクザや恋人との掛け合いは面白おかしく、描写はシリアスではなくコミカルであるため、明るく、軽い気持ちで山田のクズっぷりを堪能することができるだろう。

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