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本物の夫婦が官能的なベッドシーンを披露

ニコール・キッドマン『アイズ ワイドシャット』(1999)

映画『アイズ ワイド シャット』のワンシーン。(左から)ニコール・キッドマン、トム・クルーズ
映画アイズ ワイド シャットのワンシーン左からニコールキッドマントムクルーズGetty Images

上映時間:159分
原題:Eyes Wide Shut
製作国:アメリカ
監督:スタンリー・キューブリック
原作:スタンリー・キューブリック、フレデリック・ラファエル
キャスト:トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、シドニー・ポラック、トッド・フィールド、マリー・リチャードソン、アラン・カミング、マディソン・エジントン、トーマス・ギブソン、ラデ・シェルベッジア、リーリー・ソビエスキー

【作品内容】

巨匠スタンリーキューブリック監督の遺作で、主演を当時リアル夫婦であったトム・クルーズとニコール・キッドマンが務めた。開業医であるビル(トム・クルーズ)と妻のアリス(ニコール・キッドマン)は倦怠期を迎えていた。

妻から他の男性に性的欲求を感じたことがあると告げられたビルは、煩悶としながら夜の街を彷徨う。そんなときに、ある秘密の集会が開かれていることを知った彼は、禁断の世界に足を踏み入れていく。

作品の完成後、キューブリックは原因不明の心臓発作で急死し、トム・クルーズとニコール・キッドマンは離婚するといういわくつきの作品でもある。

【注目ポイント】

当時、本当の夫婦だったトム・クルーズとニコール・キッドマンのカラミシーンは外せない。2人の裸のキスシーンはなんとも言えないリアリティーがある。また夫婦が口論になるシーンでは、終始ニコール・キッドマンは下着姿。

長い手足と白い布から透けるピンク色のバストトップにクギ付けになってしまう。さらに、ビルを苦しめる空想の中で、妻は海軍青年と情熱的にまぐわう。

このシーンでは、ニコール・キッドマンが顔を歪ませ、理性をかなぐり捨てたかのように快楽を求める様子が短いシーンながらわかる。ビルが苦しむのも無理はない。前述のように、映画公開の2年後にトム・クルーズとニコール・キッドマンは離婚している。

撮影中から、2人の仲に亀裂があったという噂もあり、まさにビルとアリスのような関係だったのかもしれない。そんな倦怠感の夫婦のラブシーンは、今後再現不可能だろう。

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