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トム×スピルバーグの最強タッグが生んだ
近未来SFアクション超大作

『マイノリティ・リポート』(2002)

上映時間:145分
原題:Minority Report
製作国:アメリカ
監督:スティーブン・スピルバーグ
原作:フィリップ・K・ディック
脚本:ジョン・コーエン、スコット・フランク
キャスト:トム・クルーズ、コリン・ファレル、サマンサ・モートン

【作品内容】

スティーブン・スピルバーグとトム・クルーズが豪華タッグを組んだSFアクション。

「プリコグ」と呼ばれる預言者による殺人予知システムが実用化され、事件発生率が0%になった近未来。犯罪予防局の刑事ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)は、6年前に息子を失ったトラウマから仕事にのめり込んでいた。

ある日、新たに殺人事件が予知されるが、そこに映っていた犯人はジョンだった。何者かによる罠だと感じたジョンは、追跡をかわしながら殺人予知システムの謎に迫っていく。

【注目ポイント】

映画『マイノリティ・リポート』主演をつとめたトム・クルーズは本作で初めてスティーブン・スピルバーグとタッグを組んだ
映画マイノリティリポート主演をつとめたトムクルーズは本作で初めてスティーブンスピルバーグとタッグを組んだGetty Images

フィリップ・K・ディック原作、スティーブン・スピルバーグ監督、そして主演はトム・クルーズ。ついでに音楽はジョン・ウイリアムズで、撮影はヤヌス・カミンスキーと、あまりにも豪華すぎるメンツが勢ぞろい。

そこで展開するのがミステリ要素たっぷりのハードSF。トムは無精ひげを生やすなど、ヤサグレた雰囲気を上手に作っており、ハードボイルド風味を醸し出す。

罠にかけられて、身の潔白のために立ち向かうというトム・クルーズとSF的なガジェットとの相性は良好で、世界観に溶け込んでいる。特に、目玉の移植のシークエンスは、スピルバーグ特有の細部にまでこだわられた演出と、トムの面白リアクションが合わさって、見応え抜群。

ヤヌス・カミンスキーによる流麗なカメラワークは、トム・クルーズの代名詞とも言える全力疾走を迫力たっぷりに捉え、観る者は片時も退屈することはない。

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