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世界中で愛されるビックコンテンツに日本人として初参加

真田広之『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)


出典:Amazon

原作:スタン・リー、ジャック・カービー『アベンジャーズ』
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
出演:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ドン・チードル、真田広之

【作品内容】

本作の舞台は、最凶最悪の敵サノスによって全人類の半分を一瞬で消し去られてしまった世界。

残されたアベンジャーズのメンバーたちはわずかな希望を信じて再集結。世界を救い仲間を取り戻すため、史上最大の逆襲に乗り出す。

監督は前作の『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』同様に、アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が務めた。ブラックパンサー役で2020年に他界したチャドウィック・ボーズマンは今作がMCU作品での最期の出演となった。

【注目ポイント】

真田広之
真田広之Getty images

幼い頃から子役として活動していた真田広之。千葉真一の元でアクションを学び、殺陣の腕前も磨いてきた彼は、アクションスターとして世間に広く知れ渡るようになる。

その後、香港映画『龍の忍者』(1982)で初めて海外に進出し、トム・クルーズ主演映画『ラスト サムライ』(2003)に渡辺謙とともに出演したことで、日本を代表する俳優の一人となった。

世界にその存在感を強く印象付けた真田は、“ハリウッド映画の侍役といえば真田広之”と言われるまでに知名度を上げた。そして、日本人として初めて『アベンジャーズ』シリーズに抜擢される。

真田の出演シーンは、大雨のシチュエーションの中で戦う様子をワンカットで撮影するというものであり、困難を極めた。しかし難しいアクションをこなすばかりか、監督の要望を取り入れて、素晴らしいシーンに昇華。日本映画界に真田広之あり、と改めて世界にその存在を知らしめた。

真田は本作への参加の際、プレッシャーも強く感じたが、それよりも本作へかける製作陣の思いに胸を打たれたという。

出番は決して多くないものの、ハリウッドを代表するビッグコンテンツであり、世界中から愛される『アベンジャーズ』シリーズに唯一の日本人キャストとして起用されたという事実がまず素晴らしい。年を重ねるごとに、持ち前のアクションに加え、渋みのある演技にもますます磨きがかかってきた真田。今後もグローバルな活躍が楽しみでならない。

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