抜群のプロポーションに愛らしい表情
ナミ
演じるなら、この人!
〜新木優子〜
ゾロに続き、航海士として登場したナミ。あらゆる天候の知識を持ち、ボケの多い麦わらの一味の唯一のツッコミ役として一味をまとめている。
そのツッコミの威力は、30億ベリーの懸賞金がかかる無敵の船長ルフィに、たんこぶをつくるほど。そんな男勝りな一面も、ファンを虜にするチャームポイントである。
また、足が長く引き締まったくびれの絶大なプロポーションは、はっきり言って日本人離れしている。そんな少年ジャンプ史上に残る名キャラクターを託すことができる現役の日本人女優といえば、新木優子しかいないだろう。
ナミは様々ない衣装に身を包み、読者の目を楽しませてくれるが、とりわけ印象的なコスチュームといえば、インディゴブルーのタイトなジーンズだろう。新木はファッション誌「non-no」の専属モデルを8年間務め、2021年にはベストジーニスト賞を受賞している。
ナミの悲惨な過去と、辛い現在が描かれた「エピソードオブナミ編」では、それまで誰も信じていなかったナミがルフィに泣きながら助けを乞う、名シーンが描かれた。
ナミを演じるにあたっては、彼女をドン底に陥れた根源である魚人・アーロンに対して見せる恨みのこもった表情や、ルフィに八つ当たりする場面が重要となってくるが、フジテレビドラマ『CLISIS公安機動捜査隊特捜班(2017年)』でアクションをみっちり練習し、見事に元ハッカー役を演じた新木なら無問題。
同ドラマでは、練習の成果により、パンチ力がアップ。主演の小栗旬の顔面に何度かパンチを入れ、たじろがせたというエピソードはつとに有名だ。麦わらの一味において、ナミは戦闘要員ではないものの、ここぞという時には体を張る場面も多く、スーパーパンチの持ち主・新木が演じれば、ナミの可憐さのみならず、力強さも無理なく再現してくれることだろう。
また、ナミの性格といえば男勝りで口が悪いイメージが強いが、苦境に陥っている女性や子どもを放っておくことができない、心優しい一面もある。
彼女と現場を共にした役者たちによる「現場がピリッとした際に、彼女が入ってきただけで場が和んだ」といった証言はネット上に多く上がっており、彼女はナミ同様、その場をまとめる気質があるように思える。
新木であれば、ビジュアル面、内面ともにナミになりきってくれるに違いない。