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麦わらの一味の狙撃手でありムードメーカー

ウソップ

演じるなら、この人!
〜村上虹郎〜

俳優・村上虹郎
俳優村上虹郎Getty Images

主人公モンキー・D・ルフィの3人目の仲間であり、一味屈指のムードメイカー。大海賊・赤紙海賊団の幹部・ヤソップを父に持ち、「勇敢なる海の戦士」になることを夢みている。

父親譲りの正確無比な狙撃の腕を持ち、ナミやフランキーの武器を制作するなど、器用さに関しては麦わらの一味でも並ぶ者はいない。

一方、名前が示すとおり筋金入りの嘘つきで、強敵が現れるたびに、ナミやチョッパーと身を寄せ合ってむせび泣くなど、臆病な性格の持ち主でもある。

しかし、ここぞという時は命を投げ出す勇気があり、エニエスロビー編で、敵に捕らえられたロビンを救いに行く際、世界政府の旗を撃ち抜く場面は、ウソップ史上、いや『ワンピース』史上屈指の名シーンと言っても過言ではないだろう。

そんなウソップをキャスティングするにあたり、2つの路線で迷う。一つはNetflix版『ワンピース』における「カッコいい路線」、かたや、某求人サイトのテレビコマーシャルにおける「お笑い路線」だ。

アメリカ人俳優、ジェイコブ・ロメロ・ギブソンがウソップを演じた前者では、トレードマークの長鼻を採用せず、ゾロやサンジに劣らないイケメンとして活躍。

他方、後者ではお笑いコンビ・千鳥の大悟が特殊メイクの力を借りてウソップに扮している。たしかに、ウソップのお笑い担当としての側面に注目した場合、コメディアンをキャスティングするのも一つの手だ。しかし、コマーシャルとは異なり、ドラマとなると演技力が問われるわけで、共演者とのバランスを鑑みても、俳優に任せるのが無難だろう。

前置きが長くなったが、ウソップ役にはぜひ1997年生まれの俳優・村上虹郎をコンバートしたい。「あまりにもイケメンすぎる」という意見もあるだろう。

しかし、映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では夭折したイケメン剣士・沖田総司を演じ、同じ時代を舞台にした映画『燃えよ剣』では、幕末4大人斬りの一人・岡田以蔵をダーティーなイメージで体現するなど、演技の幅の広さは折り紙つき。

また、もし仮に長鼻の特殊メイクを施されたとしても、両親譲りの彫りの深さが魅力の村上の顔立ちならば、悪目立ちすることなく、意外とすんなり馴染むのではないだろうか。

何はともあれ、村上虹郎ならば、ウソップの情けない一面も、男らしい一面も説得力豊かに表現してくれるだろう。本作でぜひコメディリリーフとしての才能を開花させてほしいという期待も込めて、村上をキャスティングした次第だ。

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